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超一流防具鍛冶職人

みるく

[みるく]

キャラID
: UT055-558
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 天地雷鳴士
レベル
: 138

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みるくの冒険日誌

2026-01-21 05:59:12.0 テーマ:レベル上げ

リアルマネートレード

「……上がった。上がっちまったよ、また」

乾いた笑いが、真っ白な息とともに冬の空へ溶けていく。
レベル138。まもの使いとして、これ以上ないほどの高みに到達したというのに、俺の懐にあるゴールドは、寒風に吹かれる枯れ葉のように心許ない。

「なあ、相棒。見てみろよ、このボロボロの防具」

足元でキラーパンサーが、空腹を訴えるように喉を鳴らす。撫でようとした俺の指先は、ひび割れて**悴み**、冷たい皮の感触すら鈍い。
レベルが上がれば、自動的に強くなれると思っていたのはいつの頃だったか。今の俺を待っているのは、目が飛び出すような高額の最新装備だ。バザーの掲示板に並ぶ「億」の数字を思い出すだけで、胃の奥がキリリと痛む。

「リアルと同じだよな。年ばかり食って、肩書きだけは立派になる。けど、中身の財布はいつまで経っても氷河期だ」

俺は、重い腰を上げた。
「キラキラ拾い」で凍った地面を這いずり、「盗み金策」で魔物の懐を漁り、「強ボス」のルーチンに魂を削る。
耳の奥に残るのは、単調な戦闘BGMと、アイテムを拾う無機質な音。鼻を突くのは、魔物の返り血と、自分の焦燥が混じった嫌な匂いだけだ。

「このプレイ時間、全部リアルマネーと交換できねえかな……」

不意にこぼれた本音は、自分でも引くほど薄汚れていた。
もしそうなら、今頃俺は高級車を乗り回し、こんな凍える部屋でカップ麺を啜ることもなかったはずだ。ゲームの中の投資と言えば、成功か破産かの博打じみた錬金釜くらい。地道に、確実に資産が増えるような「投資」があれば、こんなに擦り切れることもなかったのに。

「……ふう。……虚しいこと言うなよな、自分」

ふと、画面の向こうで相棒が俺をじっと見つめていることに気づいた。
その金色の瞳には、効率も時給も関係ない。ただ、俺という主人を信じて、138まで共に歩んできた純粋な熱量だけが宿っている。

「ごめんな、愚痴って。……お前を飢えさせるわけにはいかないもんな」

俺は再びコントローラーを握りしめた。
指先の感覚が戻ってくる。
138のレベルは、金では買えない俺たちの「生きた証」だ。
最新の装備はまだ買えないけれど、この手に残る使い古した鞭の重みだけは、確かに俺の価値だと言い聞かせて。

「さあ、行くぞ。まずはオーガキングの牙からだ」

一月の冷え切った夜、俺はまた、時間と引き換えに小さなゴールドを積み上げる旅へと戻っていった。



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