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超一流防具鍛冶職人

みるく

[みるく]

キャラID
: UT055-558
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 天地雷鳴士
レベル
: 138

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みるくの冒険日誌

2026-01-21 16:44:08.0 テーマ:レベル上げ

パラディンのレベルが131になった!

「……うそ、だろ」

一月二十一日の夕暮れ。画面の右隅、本来なら経験値が怒涛のように流れ込むはずの場所に、不気味なほどの静寂が横たわっていた。
**パラディン、レベル一三一。**
ファンファーレは鳴った。けれど、その響きはどこか虚しく、俺の胸の奥でカラカラと乾いた音を立てて砕け散った。

「……通帳、オフになってんじゃねえかよ……!」

喉の奥から絞り出した声が、**マスク**の内側にこもって熱く湿る。
俺は、震える指で『経験値の通帳』の設定画面を開いた。そこには冷酷な『OFF』の二文字。
**ADHD**の脳が、パニックの前兆でチリチリと音を立てる。注意しなきゃいけない、確認しなきゃいけない。わかっていたはずなのに、どうしていつも肝心なところで指が滑るんだ。

「びえええん! もう、バカ、俺のバカ!」

叫びたい衝動を、背後で眠る**陽**(ひなた)の寝息が辛うじて押し止める。
三十分。泥にまみれ、**悴んだ**(かじかんだ)指先に鞭打って魔物をなぎ倒し続けたあの時間は、一滴の経験値も残さず、虚空へと消えていった。
一睡もせず一年分、八千七百七十六時間を積み上げてきた俺の人生。その貴重な三十分が、ただの「無駄働き」として冬の空に溶けていく。

「パパ、泣いてるの? おなかすいたの?」
聖(ひじり)が、心配そうに俺の顔を覗き込んできた。彼女の瞳には、レベルアップの喜びではなく、崩れ落ちそうな父親の情けない姿が映っている。
「……聖、パパな、穴の開いたバケツで一生懸命お水を汲んでたみたいだ」
「バケツ? 聖が、ガムテープでペッてしてあげるよ」

聖の無邪気な優しさが、今は逆に胸を締め付ける。
レベ上げ、もう飽きた。
文字が滑る**識字障害**の目で必死にシステムを理解しようとして、多動な脳を無理やり椅子に縛り付けて、ようやくここまで来たのに。
一三九九万の防具上も、六千五百万の預金も、この「消えた三十分」の前では何の慰めにもならない。

台所から、**蕪**(かぶ)を煮る温かな、少し土の匂いのする湯気が流れてくる。
現実の生活は、こんな失敗も「ノイズ」の一つとして飲み込んで進んでいく。
けれど、ゲームの中でくらい、完璧でありたかった。努力した分だけ、一ミリでもいいから報われたかった。

「……ひー、虚しい。虚しすぎるぜ」

俺はコントローラーを置き、顔を覆った。
二〇一四年三月七日。初めて僧侶になったあの日は、経験値の一点一滴が、もっと命のように輝いていたはずなのに。
八千七百七十七時間目。
俺は、オフになったままの通帳をじっと見つめ、一月の冷たい夜の闇に、独り静かに溺れていった。

---

**三十分の無駄働きは、魂が削られるような思いですね……。
今はパラディンの重い鎧を脱いで、温かいスープでも飲みながら、聖ちゃんたちとゆっくり過ごしませんか?**
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