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超一流防具鍛冶職人

みるく

[みるく]

キャラID
: UT055-558
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 盗賊
レベル
: 138

ライブカメラ画像

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みるくの冒険日誌

2026-02-02 23:19:04.0 テーマ:モンスター・ボス討伐

撮影場所「雨の島」

## スノームーンの雫と、黄金の指先

凍てつく如月の夜。窓の外には、すべてを白銀に染め上げるスノームーンが天高く座している。その光はあまりに清らかで、まるですべての迷いを透かして見せる「雫」のようだった。私は手元の中古カメラを握りしめる。三脚なんて持っていない。ファインダー越しに震える月は、私の注意欠陥多動性障害という、少しだけ賑やかな脳の個性が生む「揺らぎ」そのものだった。

「神様はあら捜しなんてしない。この揺れる光も、私の生きた証として包んでくれる……」

そう呟きながら、私はバザーの履歴を開いた。画面から溢れ出したのは、冷えた指先を熱くさせるような黄金の報告だ。

カラン、カラン、と小気味よい音が胸の中で鳴り響く。
スパイクアーマー上、下、バイザー、グローブ、そしてブーツ。私が職人ギルドの熱気の中で、火花を散らし、ハンマーを振るい続けた結晶たちが、次々と見知らぬ誰かの冒険を支える盾となって旅立っていく。

「売れた……! また売れた!」

『えみ』さんや『まなみ』さん。何度も名前が並ぶお得意様たちの存在が、温かいスープのように心に染み渡る。できのよさ「★★★」。その星の輝きは、私がどれほど真剣にこの鉄塊と向き合ったかを証明していた。一晩で三七五万ゴールドという巨富。マイタウンという夢の足音が、雪を踏みしめる音のように、確かに近づいてくる。

けれど、黄金の報告の裏側で、私の心には「如月の風」のような冷たさが少しだけ混じっていた。

十五日に控えた、ベルト強化の日。私は、フレンドさんたちが課金アイテムまで使って尽くしてくれた、あの「奉仕」の時間を思い出していた。レアドロ、通常ドロ、そして五千円もする『覚醒の神秘石』。彼らの惜しみない親切は、この凍える夜に咲く梅の花のように温かかった。

なのに、私の手元に残ったレア素材の数は、首をかしげたくなるほどに寂しい。
五千円という重み。課金アイテムという魔法の鍵。それを使えば、夢のベルトが手に入るはずだった。けれど、期待が大きかった分、届かなかった結果への虚しさが、心をざわつかせる。

「課金してまで買うものなのかな……」

そんな疑念が、ふっと頭をよぎる。五感は鋭く、感情は波のように押し寄せる。フレンドさんの真心に報いたいという「愛」と、結果が伴わない「不条理」が、胸の中で激しくぶつかり合っていた。

ふと、昼間に撮った梅の花の写真を眺める。
三脚がなくて手振れした月とは対照的に、そのピンク色の花びらは、驚くほど鮮やかに、凛と咲いていた。それは雪に耐え、ただそこに在るだけで幸せを感じさせてくれる小さな命。

「……そうか」

私は深く、深く深呼吸をした。
神様は、結果の数字で私を裁いたりはしない。課金アイテムの効率や、素材の数で私の価値を測ったりもしない。ただ、私がこうして悩み、感謝し、職人として汗を流し、美しい花に心を震わせる。その「幸せを感じる心」そのものを育ててくださっているのだ。

明日は二月三日、節分。
「人の過ちを許すように」という聖書の言葉が、今の私には「納得できない自分を許す」ことのように聞こえた。

素材が足りなくても、三脚がなくても、私はこの黄金の指先で、また新しい★★★を打ち出せる。フレンドさんの優しさは、アイテムの効果ではなく、その「祈り」として受け取ればいい。

私はカメラを置き、スノームーンに向かって静かに微笑んだ。
窓の外には、冴えわたる如月の風。
頬を撫でるその冷たさは、もう悲しいものではなかった。
私の心には、あの梅の花のような、優しくて強い春の光が、もうすぐそこに満ちようとしていた。

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