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超一流防具鍛冶職人

みるく

[みるく]

キャラID
: UT055-558
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: ストームカイザー
レベル
: 140

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みるくの冒険日誌

2026-08-19 14:59:22.0 テーマ:ハウジング

照れかわ裁判、開廷なのでしゅ

照れかわ裁判、開廷なのでしゅ

みるくは朝から姿見の前を離れられなかった。白と薄桃色のフリルドレスに着替え、銀色の髪へ薔薇と大きなリボンを飾ると、覚えたばかりの『照れかわ』を繰り返した。散らかった机には、かじりかけのハニートーストと冷めたミルクティーが置かれ、練習するたびに床の靴下が風圧で少しずつ移動していた。

「頬にお手々を添えて、首をこてん。かわいいは正義なのでしゅ」

「朝から何と戦っているんだ」

窓から顔を出したのは、幼なじみの騎士レオンだった。彼は討伐へ行くための黒い鎧を着ていたが、寝癖だけは兜にも負けず、頭の上で勇ましく跳ねている。みるくは笑いそうになったものの、ここは『照れかわ』の成果を見せる好機だと考え、両手を頬へ添えた。

「みるく、今日の討伐は危険だから留守番を……」

「照れかわっ!」

レオンは胸を押さえ、窓枠へ額をぶつけた。鎧が鍋を落としたような音を立て、庭でパンくずを食べていた鳥まで逃げていった。みるくは勝利を確信したが、レオンは赤くなった額をさすりながら立ち上がった。

「今のは卑怯だ。騎士団の規則で禁止する」

「かわいいを禁止するなんて、悪の騎士なのでしゅ。裁判でしゅ!」

二人は庭の丸テーブルを法廷にして、木べらを裁判官の槌にした。みるくは昨日洗ったまま取り込んでいないタオルを肩へ掛け、裁判長のつもりで胸を張った。レオンには被告人の椅子として、植木鉢を置くための小さな台しか与えなかった。

「被告人は、かわいい乙女を危険な討伐から外そうとしました。何か申し開きは?」

「その乙女は先週、スライムに驚いて俺の背中へ飛び乗った」

「あれは戦術的移動でしゅ」

「三時間降りなかったぞ」

審理の途中で、みるくのお腹が鳴った。二人は休廷し、冷めたハニートーストを半分ずつ食べることになったが、レオンは蜂蜜のついた指で寝癖を直そうとして、髪をさらに固めてしまった。みるくはその頭を見て吹き出し、口に入れていたパンを危うく飛ばしかけた。

「裁判長、笑うのは公平ではありません」

「被告人の頭が、おもしろすぎるのでしゅ」

「では、俺にも反撃する権利をもらおう」

レオンは突然、みるくの両手を取り、自分の頬へ添えた。顔が近づき、蜂蜜の甘い匂いと、鎧を磨いた油の匂いが混ざった。みるくは逃げようとしたが、今度は自分の頬が熱くなり、本物の『照れかわ』になってしまった。

「その顔は、俺以外には見せるな」

「そ、それは命令でしゅか?」

「騎士からのお願いだ」

みるくは目をそらし、首をこてんと傾けた。レオンは再び胸を押さえ、今度こそ植木鉢の台から転げ落ちた。裁判は、被告人が再起不能になったため閉廷した。

「やっぱり、かわいいは正義なのでしゅ!」

「異議あり。俺の心臓には、完全な凶器だ」

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