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超一流防具鍛冶職人

みるく

[みるく]

キャラID
: UT055-558
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 盗賊
レベル
: 140

ライブカメラ画像

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みるくの冒険日誌

2026-08-21 22:08:05.0 テーマ:ハウジング

撮影場所「霊の実(マイタウンID:6714-8952)」

経験は庭具屋で売っていません

ひまりがマイタウンを持ってから、みるくは二つの町をどうすれば同じにせずに済むのか、ずっと考えていた。ところが、ひまりが選ぶ花壇もベンチも街灯も、みるくの好みにぴったりで、気づけば二人とも同じ庭具を抱えて帰ってくる。白地に金の刺繍が入ったドレスを着たみるくは、朝食のたまごサンドをかじりながら、散らかった机の帳面に「海」「森」「温泉」と書き並べたが、パンくずまで一緒に並んだ。
「ひまりの町は森にしたら?」
「森のこびとの家具、みるくも買ったでしょ」
「では温泉街」
「ヒノキ風呂を欲しがってクエストしたの、どこの誰だっけ?」

図星を刺されたみるくは、口の端についたマヨネーズを指で拭い、冷めかけた紅茶を飲んだ。家具を変えれば別の町になると思っていたのに、好きなものを置けば置くほど、二つの町は仲のよい双子のようになっていく。窓辺では洗濯した靴下が風に揺れ、その向こうに見える庭では、大きな魚と三つ首の魔物と紫色の竜が騒いでいた。
「でも、あの庭具だけは同じにならないよ」
「どうして?」
「釣りのスキルをカンストした、みるくだけが手に入れた庭具だから」

みるくは椅子から勢いよく立ち上がり、ドレスの裾を踏んで机に両手をついた。庭に置かれた特別な庭具は、長いあいだ釣りざおを握り、逃げる魚に歯を食いしばり、何度も竿を修理しながら釣りの腕を磨いた証しだった。ひまりが同じ物を買おうとしても、旅人バザーにも家具屋にも並んでおらず、ゴールドを積めば手に入る品ではない。
「つまり、これは経験で手に入れた庭具なのね!」
「最初からそう言ってる」
「みるくの町にしかないもの、ちゃんとあった!」
「ただし、魚も竜もずっとうるさいけどね」

庭へ出ると、緑色の大魚が釣りざおを振り回し、三つ首の魔物が赤い光を吐き、その隣で紫色の竜が大きな口を開けていた。草の青い匂いに焼けた土の臭いが混じり、みるくの金色の靴には朝露がついたが、ひまりは木陰のベンチで焼きいもの包みを開いた。危険そうな庭具の前でおやつを食べる必要があるのかと思いながらも、みるくの鼻は甘い匂いへ正直に向いた。
「今、食べるの?」
「経験には味覚も必要でしょう」
「私の言葉を便利に使ってない?」
「半分あげるから、細かいことは気にしないの」

焼きいもを分けた直後、大魚が振った釣りざおの糸に、みるくの髪飾りが引っかかった。みるくは白いドレスを広げて一回転し、三つ首の魔物の前へ尻もちをついたが、ひまりは助けるより先に笑い始めた。土に落ちた焼きいもを拾ったみるくは、皮についた草を払いながら、経験には格好のよい思い出ばかりではなく、こういう失敗も含まれるのだと認めることにした。
「今の回転、町の名物にしようよ」
「絶対に嫌です!」
「じゃあ、ここを『みるくが釣られた広場』にする」
「釣りをカンストした私が釣られてどうするの!」

ひまりの町と同じ花壇やベンチがあっても、みるくの庭には、みるくが積み重ねた時間で手に入れた庭具がある。泥のついた靴、食べかけの焼きいも、釣り糸に引っかかった髪飾りまで、この町でしか生まれない思い出になっていた。みるくは大魚を見上げて胸を張ったが、また釣り糸が飛んできたので、今度はドレスの裾を持って素早く逃げた。
「同じ物が好きでも、同じ町にはならないんだね」
「住んでいる人の経験までは、まねできないからね」
「それなら安心です。でも、ひまりも釣りをカンストしたら?」
「そのときは同じ庭具を置くね」
「そこは遠慮してください!」
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