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超一流防具鍛冶職人

みるく

[みるく]

キャラID
: UT055-558
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 盗賊
レベル
: 140

ライブカメラ画像

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みるくの冒険日誌

2026-08-22 09:21:31.0 テーマ:ハウジング

撮影場所「霊の実(マイタウンID:6714-8952)」

こがねの花束でぼろ儲け

みるくは水色の宝石を縫い付けたドレスに着替え、白い髪を耳の横で丁寧に整えた。胸元とサンダルの飾りは滝の水と同じ淡い青色で、黄金色の花を並べる今日には、よい差し色になりそうだった。朝に食べた卵サンドの皿は机の隅に置いたままで、乾きかけたパンくずが一つ、帳面の上に落ちている。みるくはそれを指で払い、五十四種類の花束を記録した一覧の四十二番目に丸を付けた。

「今日は、こがねの花束を作ります。必要なのは、こがねマリー三十本です」みるくは旅人バザーの購入履歴を声に出して読み、間違えないように指を一本ずつ折った。こがねマリーは十本四万七千ゴールドで、それを三組買ったため、合計は三十本、十四万一千ゴールドである。同じ出品者から十本ずつ三回続けて買えたので、あちこちの売り場を探し回らずに済んだ。

「十本が四万七千ゴールド。もう十本も四万七千ゴールド。最後の十本も四万七千ゴールド」

「全部で十四万一千ゴールドですね」

「高い。でも、ここまで集めたら引き返せません」

花交換屋の前には、夏の日差しで温まった石畳の匂いが漂っていた。みるくが三十本を差し出すと、店員はこがねマリーの茎をそろえ、白い縁取りのある黄色い包み紙で手早く巻いていく。花は名前のとおり黄金に近い色をしていたが、派手な黄色ではなく、乾いた麦や薄い蜂蜜にも見える落ち着いた色だった。店先の風鈴が一度鳴り、みるくは水筒に残っていたぬるい麦茶を一口飲んだ。

「完成しました。こちらが、こがねの花束です」

「花の名前と花束の名前が同じだと、覚えやすくて助かります」

「花言葉は『ぼろ儲け』ですよ」

「十四万一千ゴールドも使った私に、それを言いますか」

みるくは花束を抱えて家へ戻り、木造の広い部屋に一つずつ並べた。黄金色の花が黄色い包み紙からあふれ、赤いリボンと一緒に光を反射すると、壁際だけが高級なお花屋さんの売り場になったように見える。隣の滝から届く水音と、庭に立つ紫色の木の葉が揺れる音を聞きながら、みるくは花束の数と置き場所を何度も確かめた。床には昨日たたみ忘れた白いタオルが残っていたが、それを花束の下へ敷いてみると、即席の展示台として案外役に立った。

「いらっしゃいませ。ぼろ儲けできる花束はいかがですか」

「一本売れるたびに、大金持ちになれますか?」

「なれません。まず材料費の十四万一千ゴールドを回収してください」

誰もいない店先を想像して一人二役をしているうちに、みるくは吹き出した。『ぼろ儲け』という景気のよい言葉とは反対に、財布の中のゴールドはきちんと十四万一千減っている。それでも、五十四種類中四十二番目の花束が一覧に加わり、部屋には今までなかった渋い黄金色が増えた。

「今日の儲けは、ゴールドじゃなくて、この景色ということにしましょう」みるくは一番手前の花束を少しだけ右へ動かし、水色のドレスがよく見える位置に立った。甘い花の香りに混じって、机に残した卵サンドのマヨネーズの匂いがまだかすかにしている。撮影を終えたら皿を洗おうと決めながら、みるくは四十二番目の黄金色に囲まれて、満足そうに笑った。

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