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超一流防具鍛冶職人

みるく

[みるく]

キャラID
: UT055-558
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: ストームカイザー
レベル
: 140

ライブカメラ画像

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みるくの冒険日誌

2026-09-10 02:33:33.0 テーマ:ハウジング

撮影場所「霊の実(マイタウンID:6714-8952)」

秋霖と、赤い葉っぱの宝物

秋霖の雨が、アストルティアの街路を細い糸のように濡らしていた。みるくは生成り色の花柄ブラウスに灰色の短いズボンを合わせ、青いリボンで髪を結んでいる。隣を歩くルナは、鳥の羽を縫いつけた茶色の服の裾を絞りながら、道端のアメリカンハナミヅキを見上げた。緑だった葉は、端からほのかな赤紫色へ変わり始めている。

「葉っぱさん、雨に濡れて恥ずかしくなったのでしゅか?」

「違うよ。寒くなって、緑の色が少しずつ消えているんだって」

みるくは納得できず、頬をふくらませた。朝食に食べた栗のはちみつパンの甘い匂いが、肩から下げた鞄にまだ残っている。葉が赤くなる理由を確かめれば、おいしい宝物も見つかる気がした。

「では、赤色を作っている妖精を探すのでしゅ!」

二人が並木道の奥へ進むと、石畳の排水溝から金色の光が漏れていた。みるくが濡れた落ち葉をどけると、親指ほどの葉っぱ妖精が、砂糖の袋を抱えて震えている。雨水で袋が破れ、中の甘い粒が排水溝へ流れかけていた。みるくは慌ててハンカチを広げたが、それは昨日こぼしたミルクティーの染みが残る、お気に入りの一枚だった。

「汚れていても、穴は開いていないのでしゅ。これを使ってください!」

「この糖が葉に残らなければ、赤いアントシアニンを作れないのです」

ルナが袋を包み直し、みるくは妖精をハナミヅキの枝まで運んだ。冷たい雨が首筋へ入り、靴の中では靴下がぐしゅぐしゅ鳴ったが、枝に届いた妖精が杖を振ると、薄緑の葉へ赤色がじわりと広がった。黄色いカロテノイドも顔を出し、並木道は赤、黄、橙のまだら模様に変わっていく。湿った土と落ち葉の匂いに混じり、どこか焼き芋に似た香りが漂ってきた。

「宝物は、葉っぱの色だったのでしゅね」

「いいえ。お礼に秋の実りをご用意しました」

妖精が指したベンチには、焼き栗とサツマイモのスープが置かれていた。二人は白い橋の下で雨宿りし、温かなスープを半分ずつ飲んだ。みるくは舌をやけどして涙目になりながらも、最後の栗をルナへ差し出した。

「半分こすると、秋は二倍おいしいのでしゅ」

「計算は間違っているけど、今日はそれでいいよ」

帰り道、秋霖はまだ降り続いていた。それでもアメリカンハナミヅキは朝より少し赤くなり、みるくの濡れたハンカチにも一枚の紅葉が張りついている。みるくはそれを剥がさず、明日の朝まで乾かして、冒険帳のいちばん新しいページへ挟むことにした。

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