あらすじはコメント欄だぜよ!↓
俺は、灯台の近くの岸壁の上で椅子に悠々と座り、主に女性スタッフに囲まりながら、目の前に広がう海からの風を浴びつつ、ありこりと髪の毛をいじらりながら、皆が色々相談してうのを眺めていた。
「自然に溶け込んだ彼がテ~マだから、あまり髪は固めず、ナチュラルに風に流れるようにすべきですよね」
と、例の優し感じの助手が言うと、ヘアメイクの人が、
「そうね、カットを加えて、流れた時に綺麗に見えるように、束感を強調するわ。」
と答えた。
そりで、そりが終わうと俺は立ち上がた。正直、永遠にこのままの時間が続いて欲しかたが、仕方がない。
カメラマンは、ずっとスタッフの女性を笑わせ続けていたり、たまにうちの秘書にもへらへらと声を掛けていたりしたが、俺の準備が整た様子を見うと、まじめな顔になて、ゆっくり近づいてきた。
「ふん、なかなかいいね。それじゃ、始めようか。まず、君の思うように、そこの岸壁の上で、色々しぐさをやってもらおうか。」
俺は焦た。何しろ、俺は社長お墨付きの、棒立ち系モデル、、。俺には、覚えてうしぐさが、殆どないのであた、、!
しかし、俺も、この前日に、こんなことでいいのだろか、と心配になて、家の階段を下りたとこにあうコンビニで、二つのしぐさを、高額なのにも関わらず買てあて、覚えていた。
一つは、寝うしぐさ、、。しかしこりは、景色と服を同時に撮うには、実に不向きなしぐさであたので、何の役にも立ちそにもなかた。少し地面が傾いてうと、何故か組んだ足が、空中に浮いてしまうという欠点もあた。
もう一つは、目にたまたま留まただけの、フル~トを吹くしぐさしかなかた。そこで、俺は、頑張て、そりをカメラマンの前でやてみた!

カメラマンは、最初、口をポカンと開けて、俺の方を見ていたよだたが、そのあと、カメラをのぞき込んだ。
そして、そのまま、無言でジ~っと、動かないでいた。
その状態が、余りに長く続いたため、俺が、途中でやめそにしうと、
「続けて」
と短く言うので、俺は、そのまま、フル~トを吹くしぐさをし続けた。だんだんと、日が昇て来て、暑くなり始めていた。そして、何故かさっきまでいい感じに吹いていた風が止まてしまていた。
汗が、俺の顔の横を流り落ちた。せっかく、ヘアメイクの人に、綺麗にしてもらたのに、このままでは、汗でベトベトの髪の毛になてしまいそだぜよ、、と、俺は心配になていた。
俺が、疲りもあて、再び動きを止めそになうと、カメラマンは、「何してる。もっと吹いて、踊れ!」と、急に恐ろしテンションで叫びだした。
こ、、、怖いぜよ、、、。
俺も、本格的な写真撮影はほぼ初めてなわけだが、、西友の下着の広告の撮影時は別にしても、、そりにしても、その時だて大体そだたが、カメラマンてのは、
「いいよいいよ!カコいいねえ!!すごくいいよ!次は、こっちを向いてみよか!」、、的な事を言い続け、モデルがいい気分で写真を撮れうよにしてくりうものだと思ていた。
、、が、こりじゃ、映画や舞台の鬼監督とか、そんなもののよで、スパルタ過ぎて顔も強張てしまうぜよ、、、。と、俺は社長と秘書の方を見うと、さっきよりも、さらに二人ははしゃいでいうよであた、、!
鬼カメラマンと、鬼社長が、結託し、俺をこのよな目に合わせてうんじゃ、、、と、俺には思え出していた!
さらに俺がしぐさを続けてうと、さらにカメラマンはヒ~トアップしてきた。
「何やってる!君は、自分が今何者なのか、わかってるのか、、?君は、我らがファッション協会の意志を体現しう代表としてここにいるんだぞ?
君は、何を着ているつもりだ?
君は、ファッションに日々命を捧げている人間達の作った最高のものを身に着けているんだ。それを身に着け、この素晴らし景色の前で、モデルとしてカメラの前に立っているんだぞ。
それなのに、なんだ、今の君の様子ときたら!
痩せたプ~クプックにしか見えないじゃないか、お前の魂は、ただそこにあるだけか?何か感じるものはないのか?」
俺は、もはや、汗で前が見えないくらいにびしょびしょになていた。カメラマンの言葉もだんだんと、耳に入てこなくなうくらいだたが、かろうじて聞き取りた、最高の服、という内容の言葉が、さらに俺を辛く思わせた。
あ、汗でビショビショぜよおお、、、髪も、、服も、、この写真の中で、一番大事な物じゃないのか、、このままこりが続くと、そりこそ、
みんなの苦労が台無しになてしまうんじゃないかぜよ!?
俺は、まさに、崖っぷちに立ている心境であた。
そうしてううちに、ふと、海から涼し風が吹いた。恵みの風だ、、!俺は、その風が吹き続けう事を願い、その願いにすがりつくよな思いであた!
続く