あらあら・・・
孫ハミィ、風邪だと思ってたら、インフルエンザだったんだねぇ・・
お婆ちゃんにも移っちゃうと大変だから。
今日は会えないねぇ。
うんうん、また今度来るからねぇ
「今、おばあちゃん来てたよね?」
「何で帰っちゃったの・・?」
----孫ハミィ、今頃大変だろうねぇ
今まで経験した事もない高熱で、今頃うなされてるだろうねぇ・・
夢の中でもうなされて。
お化けが出てくる夢でも見てるだろうねぇ・・
オトナから見たら可愛いお化けでも。
子供の孫ハミィの目からみたら。
それはそれは怖ーい悪霊にでも見えるだろうねぇ・・
「怖い・・」
「おばあちゃん・・お化けがいるよ・・」
「おばあちゃん・・会いに来てくれるって言ってたのに・・」
「今日・・遊んでくれるって言ったのに・・」
「怖いお化けが出ても・・」
「おばあちゃんがやっつけてくれるって言ったのに・・」
「おばあちゃん嘘ついた・・・」
「おばあちゃんなんて・・」
「嫌い」
---でもねぇ。
---夢に怖いお化けが出てくるなら。
--若い時の一番強かったお婆ちゃんが出て来ても。おかしくはないよねぇ。
「おばあちゃん・・?」
--ほら。
--遊ぶって約束しただろう?
--夢の中なんだ、いつまでも寝てないで遊びに行くよぉ。
「お婆ちゃん見て!」
「夕焼けキレイー!」
---孫ハミィや。
「うん?」
---いつの日か。
お婆ちゃんとずっと会えなくなる日は来るんだよ。
「うん」
--でも。
そんな時が来ても。
目を閉じて。夢を見たら。
夢の中で何時でも遊んで貰えるんだ。
寂しくなんてないだろう?
「うん」
--それなら。
今日みたいに、お婆ちゃんが見たら悲しくなるような顔なんて。
もうするんじゃないよ?
「・・うん」
「おばあちゃん。」
「ごめんね」
--ふふ
それじゃあ、
お婆ちゃんと仲直りだねぇ。
まだ夜は長いんだから。
お婆ちゃんの武勇伝でもお話しようかねぇ。
後編のイベント感想に続くよーぅ。