「プレゼントは要りません・・・」
「欲しいものも、無いです。」
そ、そうか・・・
じゃ、じゃあメリークリスマス・・・・
「ねえねえ!おばあちゃん!!!☆彡」
「あの人サンタさんだよね!?☆彡」
「わーい、プレゼントちょうだーい!!☆彡」
「あらあらぁ・・何だか元気がないサンタさんだね~ぇ?」
「どうしたのかしらね~?」
--う、うむ・・・
子供に、プレゼントを全部断られてしまってな・・・
今の子は、
玩具では喜んで貰えないのじゃろうか・・・・
「そうだねぇ。」
今の子は、スマフォを見て育つ子が多くって、早い段階から玩具に興味をなくす子が多いかもねぇ。
クリスマスはゲームのダウンロード。
お正月はお年玉で課金ガシャ。
昔は、お年玉は全部とっておいて、お母さんが自由に使っていいお金だったのに。
時代は変わるものだねぇ。
どれ、私もお手伝いをして。
プレゼントを配ってあげようかねぇ~。
こんな所に全国のヤンキー憧れの空を飛ぶ単車があるしねぇ~。
「わーい!メリークリスマス!☆彡」
---それはワシの乗って来たソリじゃ・・
「サンタさん。」
「さっきの子ね。」
「クラスで一緒のくるりちゃんだよ~☆彡」
「サンタさん、やっぱりプレゼントいいから~」
「ちょっと魔法をかけてよ~☆彡」
ーーーう、うむ?
~~~~とある家にて。~~~~
「くるりちゃ~ん☆彡」
「くるりちゃ~ん☆彡」
「おきて~!☆彡」
・・・?
「バトエンピンクが来たよー!!☆彡」
この声・・孫ハミちゃん・・・?
「う、ううん、違うよ~!☆彡」
「今日はね、くるりちゃんのお父さんとお母さんから頼まれて来たの。」
「お父さんとお母さんが、くるりちゃんの所から居なくなっちゃったのは、」
「悪い人たちに捕まっちゃってるの。」
「バトエンジャーが助けるから」
「また一緒に暮らせる日が来るよ!☆彡」
「ふたりともね、」
「くるりちゃんの事、嫌いになったわけじゃないからね☆彡」
「今日は特別に。」
「私の変身ベルトをあげるから~☆彡」
「コレつけてまた私のお婆ちゃんの所に遊びに行こうよ~☆彡」
うん・・・
私の為に・・
ありがとう・・
孫ハ・・ううん、バトエンピンクさん・・・!
ホントにありがとう・・・!
---ワシは。
勘違いをしていたようじゃ・・・
あの笑顔。
昔から、ずーっと見ている子供達の笑顔と一緒じゃった・・・。
「今も昔も。子供は無邪気で可愛いものだよ~ぅ。」
「あ、サンタさんや。」
「お婆ちゃん、マイタウン欲しい~(*´∀`)♪」
え、
いや?
ワシはサンタさんなので・・
子供達に夢と玩具を与える役目なので・・家とかは・・
「欲しいなー(*´∀`)•*¨*•.¸¸☆*・゚」
「欲しいなー•*¨*•.¸¸☆*・゚」
・・・・・・・・・
「おかあさーん」
「サンタさんがサンタさんをカツアゲしてるよ~?」
あらあら。
サンタさんがヤンキーに絡まれたのね。
ああなったらね、
ジャンプして、小銭の音が聞こえなくなるまで毟られるから、あの人は暫くモヤシ生活ねぇ~w
アハハw (家族団らんの笑い)
•*¨*•.¸¸☆*・゚メリークリスマス•*¨*•.¸¸☆*・゚