運営の説明では、「ドラクエらしさ」という言葉がよく使われます
しかし、運営は本当に「ドラクエらしさ」を理解できているのでしょうか
レベルアップを例にして説明します
レベルが上がるにつれて、「こうげき」のダメージも比例して伸びる
(こうげきよりたたかうのほうがスッキリするなあ)
「ダメージ数値が増える」
「強敵と戦えるようになる」
これがレベルアップの喜びの直接的な「喜び」です
次の街にいるモンスターにダメージを与えることができなくて勝てない
それがレベルを上げることでダメージを与え、勝てるようになる
強くなったという直接的な喜びとともに、新しい街に入ることができ、世界が広がる「喜び」を味わえます
「レベルアップに従い、世界が広がる」
これが間接的な「喜び」です
これらの「喜び」が、レベルアップの楽しさを生んでいます
これが、私の思う「ドラクエらしさ」の1つです
運営は、この点が理解できていないと思います
ドラクエ10は、この「喜び」が感じられる要素を極力薄くしていると思います
その原因はどこにあるでしょうか
・プレイヤーのパラメータ成長率を落とした
これによって、レベルアップしたときに、強くなったという実感がしにくくなります
与えるダメージが対して変わらないと、強くなった実感がありません
・レベルアップ必要経験値を増やした
そもそもレベルが上がらないと、レベルアップの喜びもありません
・モンスターのドロップゴールド低下
ゴールドの入手量低下で、自分の好きな装備を選ぶ(好きなパラメータを伸ばす)ことができなくなりました
自由な成長の喜びがなくなりました
・モンスターのパラメータ調整不足
守備力をかなり上げて、さらにHPも上げる調整がされてます
ここはちょっと掘り下げて語ってみます
守備力とHP両方のパラメータをあげたことで、
「強い敵ほど雑魚戦の時間がかかる」ようになりました
「強い敵ほど経験値取得効率が悪い」ということにつながり、強敵と戦う必要性がなくなりました
常に戦っている敵だからこそ、強くなっている実感が、意識しなくてもわかるものです
運営からは、「遊び方のヒント」でこのようなメッセージが出されています
「【バトルの知識】
無理に強い敵と戦うよりも
じつは 楽に勝てる相手と たくさん
戦った方が レベルアップの近道かも?」
このメッセージは、レベル上げの喜びの本質が理解できていない証拠といえます
ドラクエ10は、「ドラクエらしさ」を理解していない人が、
ドラクエの表面上のシステム、呪文名称などを拝借したパチモノのように思えてなりません
運営の考える「ドラクエらしさ」とはなんなのでしょうか