吉田さん、人間ができてるなぁ
吉田さん目線になったつもりで、書いてみます
・最高責任者であるディレクターがいなくなった
→今後の方針はどうしたらいいか、吉田さんも、開発陣も混乱したでしょう
・ディレクターは、ドラクエ10開発を休止できる権限があるのに、休止しなかった
→自分に任せてくれたという想いだったでしょうね
信頼してくれた いいものを作ろうと考えたでしょう
・1年のはずが、さらに半年延長となった
→スケジュールが崩れます
リスケして、いつでもディレクターが復帰できるように苦心したでしょう
・その間、ディレクターはドラクエ10の進行がどのような状況かを把握しなかった
→藤澤さんは浦島太郎状態ということですから、進捗をチェックしなかったということですよね
そば食いながら話したり、週に数時間でも状況を見たり、認識をあわせたりできなかったのかなと思います
・キャラやマップのグラフィックなど時間が掛かるパートをかなり実現。ゲームシステムを実際に動く状態にした
→かなり有能な仕事っぷりだと思います
旧FF14のコピペマップのダメダメっぷりは有名ですから、いまのようなマップのシステムを作ったこともすばらしい
バトルロードから転用したというモーションは、ドラクエ10の最大の魅力の一つだと思います
・ディレクターが戻ってきたが、何も指図しない。さらには開発をやめたいとか言い出した
→まわりのモチベーションも下がるでしょう。それでもディレクターが戻ってきたのだから、自分が出しゃばらず、藤澤さんを支えるつもりで努力したのでしょう
・ディレクターが指示をしたと思ったら、自分が作ってきたシステムを否定して、作り直すと宣言した
→今まで支えてきたものはなんだったのか。そして、どうして藤澤さんは自分に相談してこなかったのかと悩んだでしょう
藤澤さんは斎藤Pとそば食ってないで、一番に吉田さんに相談するべきだったと思います
まぁ相談したけっか、決裂したのかもしれませんけどね
・「今は、藤澤さんの方を向いて仕事をするように」
→当然ですが、1年半以上も開発してきた方針を転換するのは、並大抵ではありません
現場から不平不満がでたと思います
そんな混乱する現場をまとめたのが吉田さんですね
自分がトップをしていたときの仕事を否定されているわけですから、反発しても当然の状態です
「1年半以上放置しておいて」「その間なにもしなかったくせに」 とそんな気持ちもあったことでしょう
ですが、そのままだと開発陣が分裂してしまう ドラクエ10を完成させることができない
そんな気持ちで、泥をかぶったのでしょう
立派です なかなかできません
「責任をとって」ドラクエ10のチーフプランナーを辞めることは楽です 残り続けるのは針のムシロですからね
それなのに、ドラクエ10のため藤澤さんをたてるように動いた
立派です
・新生FF14の立ち上げ依頼で、ドラクエ10のチーフプランナーをはずされた
→これ、「会社の上層部から」となっていますが、私が吉田さんなら「藤澤さんが自分を煙たがって外したのではないか」と考えてしまったと思います
あれだけドラクエ10のためにつくしたのに、無念だったでしょう
それでも新生FF14を終わらせたら、また一緒にドラクエ10を作って行ける、ドラクエ10に帰ってこれるという気持ちがあったと思います
・藤澤さんが次のディレクターにりっきーさんを指名した
→自分ではなく、りっきーさんを指名した
これはショックだと思います
もう完全に自分は部外者なんだと感じたでしょう
正直、吉田さんがかわいそうです
読み手によっては、
・吉田さんが、藤澤さんがいない隙におかしなものをつくった
・藤澤さんはドラクエ10を良くするためには修正するべきと思うが、吉田さんを気遣って口出しするのをはばかった
・青山さんや斎藤さんの後ろ盾を得て、吉田さんにダメ出しして修正した
といように読まれるかと思います
せめて藤澤さんが吉田さんが作ったなにが気に入らなくて、どんな修正したのかを書いてほしかったです