ハタハタの冒険日誌

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総括　その２
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で、現ディレクターのりっきーさん
彼は口下手、説明下手です
それはもう大変なほどです

私は、「何を言ったか」より、「何をやったか」で判断するタイプですので、どれほど口下手であっても、やってきた結果によって評価します
ですが、そう思わない人が多いのは当然だと思います
言葉にしないと説得力がないのです

リッキーさんは、今までのドラクエ10も、そして今後アップデートをしていくドラクエ10も、未完成なものだと認識していたと感じます
そして、ユーザーが何を不満に思っているか、運営が想定していた結果になっているかを都度確認し、想定どおりになっていない場合は、修正が必要だと即判断していたと感じます

前ディレクターのような微調整では、結果がついてこないと学習してたため、大幅な修正をしました
前ディレクターが放置していたタイガークローの倍率高すぎ問題を正面から受け止め、
タイガークロー自体は若干の弱化をしつつ、ほかの特技を大きく強化して、タイガークローに対抗できるように修正しました

実例として
1.xでは、
タイガークロー 3.9倍　に対して
双竜打ち 3.2倍(遅い)
天下無双 3,0倍(遅い)
デュアルカッター 2.4倍(片手武器)
バーニングバード 2.45倍(片手武器)

2.xでは、
タイガークロー 3,6倍　に対して
双竜打ち 4.0倍(速い)
天下無双 3,0倍(速い)
蒼天魔斬 3.0倍
タナトスハント 4.0倍(毒､麻痺時)
ヒュプノスハント 4.0倍(眠り、混乱時)
(CT技は除外)

タイガークローを下方修正するだけで終えることなく、
タイガークローに並ぶ、それを超える特技を作ったことが評価するポイントです

これは、しっかりと正面から問題を認識し、タイガークローを弱体化しすぎることなく、ほかの武器を強化することでバランス調整を行ったといえるでしょう
こういったしっかりと実績をともなう修正が、りっきーさんの仕事です

正直今の時点で、バージョン1.5時代には物理はツメ以外存在意義がなかったと思う人は少ないでしょう
各種武器、各種職業が、「使える」状態まで引き上げた
これは、りっきーさんの功績と言えます

ですが、いまいちアピールしないので、「地味」な評価となっちゃってます

りっきーさんは、特定の問題に対して対策を行った場合、想定通りの結果につながったかをデータで分析していると感じます

「倍率をアップしました」で終了することなく、きちんとその武器、その職業の使用率が上がったことをデータで確認することで実感していると思います（推測です）
オンラインゲームは常に変動するものですので、その変動をきちんとした数値で評価するようなことができる人だと感じます

ただ、結果が変動することを急いでいるのか、極端と言える修正を行う傾向がありますね
その点が「安定しない」「信用できない」というマイナスイメージにつながっている気がしますね

２人のディレクターのどちらが優れている、どちらが劣っているというわけではありません
いわば、個性が違うだけだと思います

自分の好みに合わない調整をするディレクターに対して、すぐ「辞めろ」「交代しろ」という人がいますが、
交代したところで、自分の好みどおりのディレクターがくるとは限りません

好みのディレクターがくるまで「交代しろ」を叫びつづけても、借りに好みのディレクターがたまたま来ても、ほかのプレイヤーの好みに合わないと、また変わってしまいます

りっきーさんは、前ディレクターに対して冒険者の広場などで出された批判をちゃんと受け入れて意識していると感じます。
ちゃんと前ディレクターの仕事、前ディレクターに対して出されたプレイヤーの意見が生きていると感じます。
「ちゃんと次につながっていること」これが重要なことです。

すぐ「辞めろ」「交代しろ」というより、「何がどうおかしいか」「何をどうしてほしいか」を正しく伝えていったほうが、結果的に良い結果につながると思います。

まあなんていうか、
批判はほどほどに。