【ハンターハンターとは?】
週刊少年ジャンプで大好評連載中?の漫画
作者は幽遊白書でも有名な冨樫義博先生
現在単行本は全36巻でグリードアイランド編はそのうちの13巻~です
簡単にストーリーを説明すると主人公ゴンは死んだと聞かされていたハンターの父親を探すためハンターを目指します
※ハンターとは何かすごい人って感じです。強い、念能力(固有の超能力みたいなもの)が使える等
色々あり父親が作ったというハンター専用ゲームソフト「グリードアイランド」を入手しゲームの中に入っていく…というところから始まります
冨樫先生は過去にFF11にドハマりしたことがあるらしいのでその経験を存分に活かしています
【グリードアイランドとは?】
ゴンの父親が仲間と作ったゲームソフト
現実に例えると生身でプレイできるドラクエ10(MMORPG)です
生身のため実際に怪我をするし死ぬ可能性もあるということです
限定100本のレアソフトで最大プレイ人数は800人
値段は日本円に換算すると50億円以上します
サービス開始から10年経ってもクリア者は0で攻略は煮詰まりプレイヤーを殺して回る過激派も増えている状態
【グリードアイランドのルール】
グリードアイランドをゲームたらしめるルールを簡単に説明
・手に入れたもの(拾ったその辺の石でさえ)は全てカードになり、使うときはカードを現物化する
→ドラクエに例えると、武器、宝珠、アイテム全部、呪文でさえもまずカードになる
・クエスト報酬等で手に入るナンバー入りのレアカードは100枚存在し、それを全て集めればクリア
・レアカードは「カード化限度枚数」がある
→ドラクエ10に例えると、ロトのつるぎはカード化限度枚数が1なので、世界の誰かがカード化して所持しているとカード化できない
そのため交渉して交換するか、相手を殺して消滅させカード化限度枚数をリセットしないといけない
呪文にもカード化限度枚数があるためルーラを買い占めて相手に使えない状況にして追い詰めることも可能
ナンバーがないカードも無数にあるがそれを集めるのはクリアには関係なし
【で、何がおもしろいの?】
自分が読んだ漫画の中でゲームのおもしろさを一番表現できていて恐らく今後もこれを超えるものは出てこないであろう作品です
ゲーム漫画の定義は難しいですが、自分は細かい設定などがチープ(バカにしてるわけじゃない)でゲームっぽければゲーム漫画と定義してます
【ざっくりグリードアイランドの魅力】
①ルールがあるからこそのストーリー
手に入れるものが全てカードになり、限度枚数があるので奪い合いも…
10年経ってもクリア者がいないゲームなので多くのプレイヤーはチームを組んで攻略しています
主人公も開始早々チームに誘われますが…
②ルールが全てではない
生身でプレイするゲームなのでルールだけが全てではありません
例えば呪文カードを使う前にカードを奪うなどしてしまえば相手は呪文を使えません
現実の強さ自体も必要となってきます
③様々なプレイヤー達
初心者狩り、プレイヤー狩り、雑魚プレイヤー、ただのいいやつ、ゲームマスター等
→違反行為をするとゲームマスターに叱られます。この違反行為もまあ面白い
④謎のクエスト
サービス開始して10年で発生条件不明のクエストがある。その条件とは…?
→えげつねえ条件でした
⑤利害の一致によりパーティを組む
何となく仲間になる、というものがなく利害の一致をした結果敵同士だったのに協力するということも
→その展開は納得せざるをえません
⑥プレイヤー狩りとの衝突
他人からカードを奪うことでクリアを目指す者達もいます
クリア間近になれば衝突必死…どうなるか?
⑦現実世界では敵わない相手との闘い
死んだら終わり、逃げられないなら戦うしかないが策はあるのか?
⑧ラストまで素晴らしい
ラストのクエスト、その結果
納得するしかねえええ
【おわりに】
ルールがあり、協力する必要が生まれ仲間ができる
ゲームクリアを目指すことによって主人公ゴンがハンターとして一人前になるための道筋ができているのです
将来有望なハンターが潰れてしまわないために作ったようなゲームなのかも?という設定や納得いくストーリーの流れが素晴らしいです
攻略していくうちに仲間ができ、敵だったのに協力してくれるようになるというところがいい
裏切り上等のゲーム性のため、信頼できる仲間というものを読者に納得させる力がすごいんです
ラストの展開もゲーム好きじゃなきゃ描けません!
超今更ですがグリードアイランド編をオススメする日誌はいつか書いてみたかったので書きました
あと次号からハンターハンターが再開するそうです
またすぐ休載しそうだけど