やませまみの冒険日誌

人々に語り継がれる神話の中に　こんな話があります



その昔、神々の力が眠るといわれた王国がありました


その国は、緑豊かな　美しいところでしたが



悪しき物に　目をつけられ　神々の力を　奪われてしまいました



悪しき力により王国は、闇に包まれ




命運ここに尽きたかと思われた　その時




緑衣をまとった若者が　どこからともなく　現れました



若者は　退魔の剣をふるい　悪しき者を封じ
王国に　光を取り戻したといいます

時を越えて現れた若者を　民は「時の勇者」と呼び　称えました




若者の話は、言の葉で語り継がれ　やがて伝説となりました









伝説は風に乗り　今も息づいています




ある島では　男の子が大きくなると　緑の衣を着せ、祝う風習があります





あの　伝説の若者のように　勇気を知るものになれと　願いを込め・・・






～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～








？？「姫様ー！ゲルダ姫様はいらっしゃいますかー！」




「そんなに慌ててどうした。宗竹オーガよ」
　　　　※Dr.Mのやさしい補足
　　　　　ボディが胸から上しかないからムネダケって名前なんだヨ☆



宗竹「おお、ＤＱ８のゲルダにそっくりのゲルダ姫様！そこにいらっしゃったか！」



宗竹「災いの兆しにございます」


宗竹「西の王国で真っ黒な嵐が吹き荒れたと聞きます！」


宗竹「これは、伝説にある悪しき者の復活を意味すると我々は考えています！」


ゲルダ「よし、では急いで国中に通達！勇気を持った若者を連れてまいれ！」








３日後・・・



宗竹「見つけました！伝説と同じ緑の衣をまとった、勇者です」



ゲルダ「本当か！ここに連れてまいれ」






ゲルダ「おもてをあげよ。そのほう、名をなんと申す？」











僕の名前は、チンクル！ ３５才になった今でもボクのところには妖精が来ないんだ
でもゼッタイ、チンクルは妖精の生まれ変わりさ！



ゲルダ「！！」




・・・・・・・・・




ゲルダ（これは世に言う出落ちってやつだ…。ここから先の日誌には何もないんだきっと…）




ゲルダ「まあ、よい」

ゲルダ「王国の危機かもしれん。力を借りたい」
ゲルダ「そなたには「ゲルダの子守歌」を授ける。」
ゲルダ「これは王室の勅命状みたいなもんだ。旅の役に立つであろう」





ｺﾞｿｺﾞｿ
ゲルダはおもむろにカセットテープとラジカセを取り出した

ｶﾁｯ
＊「なんじゃいワレェ。やんのかコラァ。ぶっ飛ばす。なんじゃい…」




ゲルダ「あぁ、懐かしいなあ」
ゲルダ「あぁ、父上、久々にお声を聴けてうれしゅうございます」




（歌なのにまさかの全編語り！？しかも王様の生歌！？）
（しかもイマドキ、カセットって・・・）


ゲルダ「この子守歌をきっと役立ててくれ」






お姫様、ありがとう！


じゃあ、お礼にチンクルが考えた魔法をかけてあげるね！
まねするなよ！







チンクル　チンクル　クルリンパッ！





ゲルダ「へー、一体どんな魔法を・・・」
（ﾊﾞｧﾝ!








・・・・・・・・・・・










やったね！これで君も、森の妖精さんの仲間入りだ！


お祝いにチンクルメダルを贈呈するよ！（ﾔｯﾀﾈ!




















・・・・・・・・・・・・・・・・・・












・・・・・・・へぇー














・・・こうして世界は闇に包まれた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完