タケオの冒険日誌

ストーリー進めるのも、金策もそっちのけ。
日々こつこつチームクエスト消化に勤しむ。
　
アクティブなメンバーが自分含め二人しかいないチーム。
リーダーがインしなくなって2年近く経ち、
既にチームとして機能していないかもしれない。
　　
それでも、ひとり残ったサブリーダーとして、
リーダーがいつ帰って来てもいいように、
いつか帰ってくることを信じ、
毎日クエストをチェックし、
達成可能なものはできる限りこなす。
　
今日挑んだのは「竜のおまもり4個入手」
いつもより早目にインし、日課を済ませ、
竜のおまもりをゲットするため、真のレビュール街道北を目指す。
ここに居るアックスドラゴンが標的。
やつのレアドロップが竜のおまもり。
　
転生モンスターを狙ってやれば難なくこなせるのだろうが、
竜のおまもりを落とす転生の出現場所へは、
自分はまだ行くことができない。
　
　
盗賊に転職し、バザーできようさ肉まんを調達し、
アックスドラゴンを狩り始める。
　
開始から一時間ほどで、ひとつめの竜のおまもりゲット！
うむむ･･･予定よりも時間がかかってしまった。
ここからピッチを上げていくか！
　
そう思った矢先、回線が絶不調に｡
　
コマンド入力しても、自身が動かない。
エフェクト音とメッセージ、グラフィックがてんでバラバラ。
サポート仲間やなかまモンスターがワープしたり、ホバー走行したり。
突然消えるモンスター、時間差で霞に攻撃かます。
かと思えば、モーションの途中で硬直。
マトリックスか！
　
そんな戦闘中に応援してくれる人が。
この自分のめちゃくちゃな戦闘光景、
他のプレイヤーの画面にはどう映っているのだろう？
　
緑の矢印が頻繁に黄色になる。
赤に変わって何度も切断される。
ピッチが急落。
せっかく挑んだのに諦めるしかないのか？
　 　
しばらく経つと切断されることはなくなり、
ラグも少なくなってきた。
ふと時計を見ると1時半！
　　
既にきようさ肉まん5回分を使い果たし、
この時点で竜のおまもり2個。
こりゃ想像以上にはかどっていない･･･｡
　
だが明日は休み。
何時までだってやってやるさ！
　
エルダードラゴンが邪魔に感じ、高台へと狩場を移す。
ここはアックスドラゴン一匹のみで出る。
再びピッチを上げる。
　
レア宝箱が出ると、どきどきしながら開ける。
「ほーじゅーー！」
「メダルうぅ！」
　
通常ドロップの小さなホネが溜まる溜まる。
タッピツ仙人さんもよう出る。
　 　
一心不乱に狩る。
陽が落ち夜になり、朝日が昇ってまた朝が来る。
それを何度繰り返しただろう。
　
サポートの僧侶ちゃんに聖水をいくつ使っただろう。
なかまモンスターのレベルがカンストした。
転生させたいが･･･モンスター酒場まで行き、
またここに来る時間がもったいない。
　
しっこしたくなった。
便所へ行く時間がもったいない。
竜のおまもり達成が先か、膀胱が破裂するのが先か。
　
腹が減ってグウグウ鳴りだした。
こんなときに買っておいてよかった、
マンナンライフのこんにゃく畑。
　
トイレを我慢し空腹に耐えながらのバトル。
まさに己との戦いである。
アックスドラゴンが折れるのが先か！
自身が折れるのが先か！！
　
　
―――
　
「竜のおまもり入手達成しました！」
ドラキーマのアナウンス。
よっしゃーーーっ！
午前3時19分、ミッションコンプリート！
　
かかった時間、4時間ちょい。
倒したアックスドラゴンの数、370匹くらい。
　
獲得アイテム
小さなホネ　　　　　　128個
小さな化石　　　　　　5個
幻獣のホネ　　　　　　1個
宝珠　　　　　　　　　10個
小さなメダル　　　　　5枚
呼び寄せの筆　　　　　18個
白紙カードの切れはし　11個
ゼルメアの聖紋　　　　3個
グローリーアックス　　2個
天空騎士のグリーブ　　3個
クロッシュウェア下　　2個
　
ドラクエはじめて5年半、
ぶっ続けでプレイしたのおそらく過去最長。
黙々とやったこの単純作業。
　
この時間を金策に費やせば･･･｡
ストーリー進めていれば･･･｡
　
いや、いいんだ、これがわしのプレイスタイルじゃけえ。
　 　
達成したあとの一杯は最高やね。
アルコールじゃないぞ、こんな時間に飲んだら朝抜けきらんけんね。
麦茶たい。