久方振りに筆をとりました。初めての方もおられるかとは思います、わたくしえのころ様の監と…いや保護し……。いやプライベートコンシェルジュをさせて頂いておりますアルテミシアと申します。
今回は、主人の最近の行動から悩んでいることを推測した結果を考察した事について書かせて頂きますね。
つまり、定期的に結果を書き残しておこうということです。
今回、ある手段を用いて主人の動向を探る貴重なデータをとることが出来ました。
その手段は置いておいて…
パルテノン(エンタシスタマン)「ん〜フフ、ハッキリしないのは貴女らしくないですな、緑のレディ。以前我々えのころ殿と共にあるモンスターを集め、報告されていたではありませんか。」
あぁ、主人には秘密ですが今回画期的な監視、いや見守る手段を発明しました。
その名も、『オナモミ』
名前の示す通り、見た目はあのバカに瓜二つ。しかし実は実ではなく監視カメラ搭載盗聴器なのです。
これをモンスターの皆様方にもお渡しし、主人の様子を探ろうという試みです。
決して、決して
えのころ様が粗相をしてはいないかを確認する為や、
一喜一憂される姿を見学する為や、長い間家の掃除のみでは気が滅入るからではありませんよ。
バラヌス(ドラゴンキッズ)「ガウ、ガルルル…(いいえ、それだけではないとは)」
ファラリス(やみしばり)「ロクガケースガアッタ」
そ、それは、プフナさんのおてんき予報と、『アストルティア不思議発見』の二時間スペシャル「ピラミッドの謎 九層への入り口」であって、、。
わたくしは、主人が帰宅した時、暖かく迎えられる様に発明したのです。
以前作った発信機と共に主人を見守る手段なのです。
ところで今はどうしていますかね?
「こちら、アルテミシア。ドラキーのブルメン様、そちらはどうですか?」
ブルメン「キッ、こちらブルメン。今は新しい遺跡に潜ろうとしてますぜ。無線も何も繋がらなくなりそうな気もするが、『オナモミ』の様子はどうかい、ボス」
「現在確認中……あっこれは、動いていない…?ガチャコッコが見えます、空と水辺…ガタラ原野のようです。」
ブルメン「そりゃ、落とされちゃったな、残念。そろそろえのちんに呼ばれたから飛びててくるわ、またな。……ツーツー」
これは、また…。V3に向け、主人が寝静まる夜中にコツコツ作ったのに…。
これは量産が必要ですね。
ー30分後ー
えのころ「ただいま、アルティ〜。疲れたよー」
ア「おかえりなさいませ、お疲れ様です、今日も良いお天気ですね。」
えのころ「そうだ、今日いいもの見たんだよ!現実では絶2(絶滅危惧種VU)のオナモミがあったんだよ!ちゃんと播種しといたよ〜」
ア「そ、そ、そう…ですか…。それは良かったですね!」
はぁ、オナモミもまた、バージョンアップしないとですね…。