アルテミシア「皆様、こんばんは。自己紹介も飽きられた頃だと思いますので省略、本題に入りましょう。先日、いつものえのころ様の監視もとい見守りについて、新しい機器の発明に勤しんでいました。そこである可能性に気付き、新たにある機器を発明しました!そろそろ主人が帰宅する頃なので、100聞は1見に及ばず、試してみましょう!」
えのころ「ただいまー」
アルテミシアの持つモニター《家というには設備のない、小屋というには大きな、私にとっては居心地の良い栖にようやく帰ってこられた。》
アルテミシア「おかえりなさい、えのころ様。このごろ日差しが強いですね」
えのころ「そうそう、もうへばりそうだよ。」
モニター《日に日に日が長くなり、暑い、その一言では言い表せない。全く以ってその通りである。体力が尽きるのは時間の問題であろう。》
えのころ「じゃ、ちょっと行ってきまーす」
モニター《この、夏場の木陰の様な…いや、夏、日差し、暑さという敵の手の届かぬ安全圏から退かねばならないとは心残りではあるが、私にはまだやるべきことがある。行かねば》
ア「いってらっしゃいませ」
ア「プッククフフ、これどうですか?えのころ様の御文を拝見していても思いますが…考えすぎですよ!お分りの通り、これはえのころ様の仰る言葉に反応し、その思考を読み解く読心術ならぬ読心機なのです。これは、仲間モンスターの皆様がお持ちの通信機に組み込んだ仕組みの為今度こそ主人に投げ捨てられることはありません!もう…拝見しているとほんと、フフッ、小説の様な文って!しかも、ポータブルのためいつでもどこでもえのころ様の小説もどきの心の声、略してえせ小説を読めます。これにて、わたくしの長きに渡り皆様の目に触れてきた努力の(?)日誌もここまでとなります。ここで、一度監視もとい…監視方法についてのわたくしからの日誌は終わらせて頂きます。また、仲間モンスターの皆様について、その他について筆を取ることはあるとは思いますが。他にも、わたくしの存じ上げないところでの日誌はまだまだ続きそうですね。皆様のご購読、ありがとうございました。」
アルテミシア「名残惜しいので最後にもう一度、モニターを覗いてみましょうか!」
えのころ「宜しくお願いします」
モニター《宜しくお願いします》
アルテミシア「いや、ボケろよ!」
アルテミシア「ではまたの機会に!」