今度のバージョンアップでメタキンボスメダルなるものが実装されるそうですね!
レベル上げといえばフィールド狩りが定番な今現在、メタキンボスメダルの登場によって流行りが変わるかもしれませんね。
魔法の迷宮実装当時みたいにメタル系コインの持ち寄りが主流になる可能性がなきにしも?
さてさて、時代とともに変化し続けるレベル上げ方法ですが、その昔「てなづけイーター」なるレベル上げ手法があったことを皆様はご存知でしょうか。
今でこそほとんど日の目を見ることがないレンジャー限定スキルの「てなづける」。
その効果は、敵モンスターをしばらくの間魅了する、というものです。
魅了されたモンスターはプレイヤーの利になる行動しか取ることができず、他の敵モンスターを攻撃したり、バフや回復じゅもんをかけてくれます。
他にすることが無くなったら、魅了がとけるまでその場に立ち尽くすモンスターがほとんどですが……
なかには「仲間呼び」をし始めるモンスターもいました。
そう、それこそがブルーイーターなのです!
ドラテンプレイヤーはそこに目を付け、魅了したイーターに延々と仲間呼びをさせ続けて効率良く倒していくという、いわば疑似エモノ呼び的なレベル上げ手法を編み出したのです。
よーしよしよし、いい子だから
\お友達を呼んできてくれるかな?/
/はーい!\
ブルーイーターに友達を呼ばせて片っ端から倒しまくるという、第三者視点から見るとかなりエグいやり方ですね。どっちが悪魔なのかわからないな!
ちなみに、イーターの下位種であるガルバとゴルバも同じ被害にあっていました。
こちらは「てなづけガルゴル」と呼ばれており、むしろこちらが主流だったかもしれません。
パーティはわりと限られた職業で構成されることが多く、「てなづける」が使えるレンジャーは当然のことながら、MPの回復手段が乏しかった当時は魔法戦士が入っていることがほとんどでした。
昔の魔法戦士のマジックルーレットは自身のMPしか回復できず、さらに回復量もランダムというなかなか寂しい必殺技でした。
そのため、皆にMPパサーをしてから必殺を使う必要がありました。
今となってはMPパサーなんてほとんど使いませんね……
サポート仲間は未だにパサーしてからマジックルーレットを使いますが。
次点で人気だったのは、やはりレベル上げ界隈における花形、スーパースター!
言わずと知れたベストスマイルで経験値を増やしつつ、回復でレンジャーをサポートしていました。
はーい、お友達と一緒に
\スマイルしましょうねー/
/はーい!\
てなづけがあまり入らないときはデビルンチャームでカバーしたり、敵が増えすぎたらスキャンダルで幻惑を入れたりしていた気がします。うーん、便利!
てなづけの成功率を上げるために、賢者を入れて魔導の書を使うこともありました。
いろいろと工夫していたんですね。
火力枠はたいていいつものタイガークローです。
\あれ?わたしのお友達は何してるの?/
/……むこうで武闘家さんと遊んでるんだよ~\
ダメージが大きく燃費も良いタイガークローは、どのレベル上げでも引っ張りだこでした。
武闘家と盗賊のレベルだけは高い、というプレイヤーが多かったのではないでしょうか。
ちなみに、当時のレンジャーはツメを装備できませんでした。
装備できてたら一人で何でもできちゃうヒーロー職だったのに……!
そんなこんなで、ブルーイーターとレッドイーターがLまで呼ばれたら一段落。
魅了していたブルーイーターはお役御免です。
……!?
\わたしは今まで、なにを……?/
/…………\
玉給は10万を超えるほどと、当時にしては破格の数字を叩き出していました。
パーティ構成が指定されることが多かったため、レベルを上げられる職業が限られるという難点はありますが……
……戦士とかってどうやってレベルを上げてたんだろう?
まもの使いの実装、すなわちエモノ呼びの登場によって、てなづけ戦法は徐々に廃れていきました。
とにもかくにも、創意工夫が詰め込まれた、いかにもオンラインゲームらしいレベル上げ方法だったと思います。
まあ、やってることはイーターに無理やり仲間を呼ばせてぼっこぼこにしてるだけなんですけどね。悪魔だよ悪魔!