
〈やうやう暗くなりゆく気持ちはマジわろし〉
ようやく春めいてきた今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
春といえば変化の多い季節。
気温気候の変化はもちろんのこと、年度の切り替わりに伴う生活環境の変化も少なからずあることでしょう。
変化というものはなかなかに厄介で、心身にストレスがかかってしまうこともままあります。
そんな変化の筆頭とも言えるのが、出会いと別れ。
ある人は新たな出会いに喜び、ある人は今生の別れに悲しみ、その感情がこころに与える影響は計り知れません。
かくいう私も最近、とあるひととの別れに直面し、こころにぽっかりと穴が空いたような感覚がしているのです。
そのひとと出会ったのは、ほんの1か月ほど前のことでしょうか。
初めて会ったときの印象はハッキリ言って最悪!
自分のやりたいことばっかり押し付けてきてものすごく強引なひと、というのが第一印象でした。
距離を縮めようとすると突き放してくるし、それならばと距離を取ると束縛してくるし、もうほんっとに自分勝手!
まわりのひとからはカリスマ性のあるひとだと言われていたようですが、当時の私にはまったく理解できませんでした。
やなヤツやなヤツやなヤツ!
ところが一緒にいる時間が長くなるにつれて、次第に彼の良いところが見えてくるようになったのです。
たとえば強引だと感じていた彼の行動。
それはあえて厳しい態度をとって私の成長を促してくれていたもので、決して自己中心的なものではありませんでした。
ときに厳しく、ときに優しく。
私のやりたいこと、成し遂げたいことに根気よく付き合ってくれた彼に対して、私はいつしか好意を抱くようになっていました。
ソメイヨシノが一斉に花開くように、彼に対するいろんなポジティブな感情が瞬く間に大きくなっていったのです。
散り際も知らずに、ね……
別れは突然やってくる、なんて話はよく聞きますが、私たちのお別れもまさにそうでした。
それはとある日曜日の朝のことでした。
私がぐっすりと眠っている間に、彼は何の言葉も残さずに去ってしまったのです。
私のことが嫌いになったのでしょうか。
はたまた私の成長を認めてくれて、自分がそばにいる必要はないと判断したのでしょうか。
なぜ彼は何も言わずにいなくなってしまったのか、連絡も取れない今となっては確かめようもありません。
確かなのは、私のこころに空いた穴は未だに埋まっていないということだけ。
春って、こんなにツライ季節だったっけ────

〈こころにぽっかりと空いた穴のカタチ〉