すらいむべすの冒険日誌

は部屋を明るくして離れてみてね！





※バージョン7.4のネタバレを含みます。















バージョン7.4から登場した新マップ「キューロピア」。トマス・モアの「ユートピア」をもじったであろうこの世界には可愛らしいキュロン人たちがたくさんいますが、そのなかにひとり（いっぴき）謎のNPCが存在しています。

そのNPCの名は……


〈深淵をのぞくネコ〉



「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」ってやつ？

よく耳にするけどちゃんとした意味はよくわからない言葉ランキング1位（すらいむべす調べ）でおなじみのアレだね！



……このネコ、どゆこと？
ストーリーと関係あるん？





◎話しかけてみる

深淵をのぞくネコ
「深淵をのぞく時　深淵も　また
　こちらを　のぞいているニャ。

「問おう。コウノトリは　死んだ！
　もう　子犬は産まれてこないのだと　近所の犬に
　聞かされた時の　ネコの気持ちを答えよ。



選択肢
・おしべとめしべが……
・ネコには無関係
・絶滅もやむなし
・にげる



高校時代に保健体育の筆記テストで
学年1位の点数を取った実績を持つすらいむべす
「おしべとめしべが……



深淵をのぞくネコ
「おしべと　めしべ……？
　何を言っているのか　わからないニャ。

「くっ……持病の片頭痛が……。

「ある事柄に　特定の解釈を与えようとするのは
　深淵をのぞくにも　等しい行為ニャ。
　正気を失う前に　考えるのを　やめておくニャ。



というかんじ。
どの回答を選んでも「ある事柄に特定の解釈を……」でまとめられてしまいます。にげるを選んでも逃げられず、なにかを答えるまで許してもらえません。

うーん、会話自体にはとくに意味はないのかな……？




◎「深淵をのぞく時……」について調べてみる

よく聞くけど意味はよくわからないこの言葉。
その言葉を紐解いていけばこのネコが存在する意味も判明するかも……？

というわけで、深淵をのぞく～の意味を調べてみました。



深淵とは、深い淵や水の深く淀んだ場所を指しており、奥深く底知れないものを表す際にも使われる言葉です。この場面では後者が適切な意味になるでしょう。
深淵にフォーカスを向けている間は、言うまでもなく深淵の影響をもろに受け続けるということ。

その深淵が何を指すかは状況により異なるでしょうが、深淵をどうにかしようと躍起になっちゃうといつの間にか頭がどうにかなっちゃうかもしれないよ、的な警鐘っぽい？

端的に言ってしまえば「ミイラ取りがミイラになる」みたいな意味らしいです。



たしかにネコとのやりとりの最後でこんな感じの忠告を受けていましたが……

これってストーリーと関係あるん？
この言葉を想起させるNPCを最新マップに配置した意味はあるんかな……？





◎ニーチェについて調べてみる

深淵うんぬんの言葉とストーリーとの関わりはとくになさそう？
ということは、この名言をのこしたニーチェ本人に何かがある……？

というわけで、ネットでニーチェさんについて調べてみます。



ふむふむ……
それまで西洋社会に浸透していた宗教的な価値観から自分自身で作り出した価値観に転換させていくべきだという考えのもとで、ニーチェさんは「神は死んだ」という言葉をのこしたんですね。

妬み嫉みを乗り越え自らの意志で新しい価値観を創造できるひとのことを「超人」と表現した……キン肉マン関係ある？

同じ人生を何度も繰り返すことになっても、それを喜んで受け入れられるかどうか。これを提起する意味で「永遠回帰」という概念を作り出した……なるほどなあ。私はもっかい同じ人生とか嫌ですけどね！



うーん……
この哲学、ストーリーに関係あるかな……？

キュロン人の時渡りのチカラを永遠回帰とかけている……？
いやでもあの人たち歴史改変で世界の調和を保とうとしてるから永遠回帰とは違う気がするなあ……

価値観の創造っていうのもいまいちピンとこないしなあ。「神は死んだ」かあ……

……ん？
神は……死んだ？

バージョン7のストーリーではグランゼニス神ルーツの世界やら神やらのお話が語られていますが……

まさか……「神は死んだ（超ウルトラスーパーネタバレ）」的な意味でこのニーチェネコを配置している……！？







……いや、やめておきましょう。
ある事柄に特定の解釈を与えようとするのは深淵をのぞくにも等しい行為。このネコの存在自体が深淵そのものなのです。
正気を失う前に考えるのをやめておくニャ。

でもめちゃくちゃ気になるんでこのネコの意味を知っている方がいたら教えてくださーい！