その日の朝は、よくわからないモヤモヤを抱えたまま目が覚めました。
将来に対する漠然とした不安とか、そんなかんじの夢を見ていたような。
しかし顔を洗い終わる頃にはその内容をほとんど思い出せなくなっていて、落ち込んだ気分が残るだけでした。
とにかく頭がスッキリしないままに支度を済ませ、家の外へ出ます。
外へ出てすぐ、ハッとします。
空気がすっかり秋のものになっていることに気がつきました。
秋の空気の香りというか味というか、それは昔も今も変わらないような気がして、吸うとなんだかノスタルジーな気持ちになります。
枯葉が舞い散る並木道だったり、学校の教室から眺めるあかね色の町並みだったり、いつか見た情景が頭の中に浮かび上がってくるのです。
昔のことを思い出すと、なんとなく寂しいような、けれどなにかほんの少し得をしたような気持ちが湧き上がってきます。
なんてことを考えていたら、ふと寝起きのモヤモヤを思い出しました。
あれって、いわゆる秋のセンチメンタルなのかなあ。昔のことを思い出したり未来のことを心配したり、自分ながら感情がせわしないですね。
季節の移り変わりを感じる機会がちょっとだけ増えたような気がする、そんな秋の日の始まりでした。
そういえば日の入りもずいぶんとはやくなったなあ、と考えながらそそくさと歩く帰り道。
帰宅後はダラダラしながら家のこと。
もろもろ済んだら、あとは寝るまでドラテン三昧です。
最近のマイブームはエンドボスのサポ攻略に挑むこと。
できることならバージョンアップまでにデルメゼとバラシュナ以外のつよさⅣを討伐してしまいたいなあ、と思いつつ聖守護者巡りに勤しんでいます。
調子よくレギロを下し、お次はスコルパイドです。
勢いそのままにサクサクと討伐しちゃおうと挑戦を始め、はやくも1週間ほどが経とうとしています。
倒せません。
当たり判定の発生がやたらとはやい熱波に吹き飛ばされ、積み重ねてきたバフをすべて引き剥がされる仲間たち。もちろん私も吹き飛ばされます。
ザオトーンアビスのよくわからないビリビリを避けた先で、豪快にブラッドウェーブを叩き込まれるサポート仲間たち。絵面がほとんど交通事故です。
うまくいってるなあと思っているところを、いともたやすく一撃で崩壊させる死毒の旋風。聖女がないと耐えられません。
絶の大震撃で倒れた仲間を起こすと、その瞬間にやってくる次の大震撃。気軽に大技を放ちすぎです。
ザオトーン後の立て直しをはかっていると、数十秒でやってくる次のザオトーン。だから気軽に大技を放ちすぎです。

〈地獄〉
この心を抓まれるような闘いは、果たしていつまで続くのでしょう。
だんだんと遅くなりつつある就寝時間を迎え、モヤモヤとした気持ちを抱えながらベッドへと入ります。
妙に冴える目を抑えながら、ふと朝のモヤモヤを思い出しました。
あれって秋のセンチメンタルのせいじゃなくて、スコルパイド戦のストレスで自律神経が乱れているだけなんじゃないかなあ。
季節の変わり目うんぬんよりも、日中の出来事のほうが圧倒的にメンタルに影響を及ぼしている気がする、そんな秋の日の終わりでした。