むかしむかし、奥さまと娘さんのいる、ひとりのアラフォー男性がいました。
そんな彼には、いつも一緒に遊んでいる仲間たちがいて、その中に、とても感じの良い彼女がいたのです。
彼女のことを大切に想っている気持ちは、その言葉遣いの端々から、ひしひしと伝わってくるのでした。
ある日のこと、チームメンバーとの何気ない会話の中で、彼女が住んでいる県を知ることになりました。
すると、それはなんと、偶然にもそのアラフォー男性が暮らしている県と同じだったのです。
それを知った瞬間から、アラフォー男性の目の色は、明らかに変わっていきました。
同じ県に住んでいると知ったことで、彼女の存在がこれまで以上に身近に感じられたのでしょう。いつしか彼は、すっかり彼女に夢中になっていったのです。
そして次に、アラフォー男性は、彼女を自分の「相方」にしたいと考えるようになりました。
同じ県に住んでいると知ったことで、その想いはますます強くなっていったのです。
そんな彼の気持ちを察したチームメンバーは、「あなたには奥さまと娘さんがいるのだから、やめておいたほうがいいよ」と、彼に忠告しました。
けれど、アラフォー男性には、その言葉がどうしても腑に落ちなかったのでしょう。
それどころか、彼は彼女にチームメンバーの悪口を吹き込み、二人の仲を引き裂こうとしました。そして、彼女を自分だけの存在にしようとするような行動まで、起こしてしまったのです。
そして、チームメンバー全員から反対される中、彼は誰にも知られないよう陰でひっそりと、40通近くもの愛の手紙を書き続けました。
その想いを綴った手紙は、やがて一通、また一通と、彼女のもとへ届けられていったのです。
さて、いったいどんなことが書かれていたのでしょうね。
おそらく、なんとなく想像がつく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこに綴られていたのは、もし奥さまの目に触れてしまったら、とても穏やかでは済まされないような内容だったのです。
そして、その中でも特に過激な内容だったとされる3通ほどは、彼女のもとには届いていないとも言われています。
いったい、そこには何が綴られていたのでしょうね。
そこには、「奥さんのことが気に入らないから、彼女と一緒になりたい」という趣旨のことまで書かれていたのではないか、と言われています。
それというのも、アラフォー男性は、彼女が自分と同じ県に住んでいると知ったことをきっかけに、その想いをより強く募らせ、実際に行動へと移していったからなのです。
そして、例の3通を除いた手紙の内容からも、その想いがどれほど強かったのかは、十分に伝わってくるものだったと言われています。
そして、核心に触れる内容が綴られていたとされる3通についても、その前後に残された手紙を読み解いていけば、そこに何が書かれていたのか、ある程度は察することができるのです。
大切な奥さまと娘さんがいるにもかかわらず、なぜ彼は、彼女へ愛の手紙を送り続けたのでしょうか。
いったい、彼の心の中には、どのような想いがあったのでしょうね。
それほど彼女への想いが募っていたのでしょうか。
それでも、大切な奥さまが悲しむ姿は、彼の目には見えていなかったのでしょうか……。
彼女はその手紙をしっかりと握りしめたあと、仲違いの被害に遭っていたチームメンバーに、アラフォー男性のことを「どうなってもいいんですね」と話していたそうです。
そして、彼女はアラフォー男性の「相方」になりました。
……めでたし、めでたし。