ねねの冒険日誌

名作アニメ劇場５５


我ら犬族は、臥薪嘗胆（※１）、この日を一日千秋（※２）の想いで待っていた。




今日この日、我々は大いなる希望を得た。

リキ様の忘れ形見、銀と言う希望を！


時は満ちたれり！

盲亀の浮木（※３）、優曇華の花（※４）！！





括目せよ！赤カブト！！
研ぎ澄まされた我が復讐の牙を味わうがいい！

「　絶！　天狼抜刀牙（※５）！！！　」





※１　がしんしょうたん。　中国春秋時代の呉王・夫差が父の敵を討つ為に、硬い薪の上で寝たり、苦い肝を舐めて復讐の気持ちを忘れなかったという故事に由来する。（独）Gang nach Canossa（カノッサの屈辱）

※２　いちじつせんしゅう。　待っている時間を非常に長く感じること。「秋」は「とき」とも読む通り、時間のこと。

※３　もうきのふぼく。　溺れた目の不自由な亀が偶然、浮いている木にたどりつくこと。

※４　うどんげのはな。　三千年に１度咲くと言われる珍しい花。その正体はクサカゲロウという昆虫の卵。結構、どこでも見かける。※３と併用し、非常な好機を指す。

※５　ぜつ・てんろうばっとうが。　主人公・銀が跳躍、高速で縦回転しながら敵に牙を打ち立て、回転の力で食い破るという、犬の生態を無視した技。その筈で、後に狼族に相伝される必殺技であることが判明。しかし狼なら使用可能なのかは今後の研究を待たねばなるまい。（『動物に見る世界の形意拳』李 鎌鬼・著　民名書房より）





犬だって難しい言葉ペラペラしゃべるのに、あなたの国語の点数、何これ！？






少年ジャンプの十八番「努力・友情・勝利」を犬の世界で表現した意欲作ねね。

宿敵・赤カブト（人喰い熊）に挑んで散った伝説のボス犬・リキの息子、銀が日本中から漢（オス犬ｗ）を集める物語が熱いですねね( ｀ー´)ノ
全国から集った漢（オス犬ｗ）達は、『炎の将校』ベン（グレートデン）や『伊賀の忍犬』赤目（紀州犬）ら多彩な顔触れ。
そして、この漢達は人間以上に義理人情に厚く、感極まって涙する！

最初は、飼い主の男の子と愛犬・銀のハートフルな物語でしたが、少年ジャンプらしく、熱血バトル漫画に変貌ねね　ヽ(^。^)ノ　その後人間出て来ないねねｗ

犬の皆さん、やたら知性が高く、鬼殺隊みたいな規律正しい小隊を形成。
漢を求めて、九州へ旅した幹部犬・ジョンは「　600騎を率いて、今、奥州に帰参！　」
･･･････犬なのに１騎、２騎って数えるのねね(*´Д｀)ｳﾏｼﾞｬﾅｲﾝﾀﾞｶﾗ

そして古風な言い回しだけではなく、理系の専門用語にも精通ねね～～

リキ　「　熊の最大の武器は前足の爪。それを封じるには奴の脊椎に走る脊柱起立筋を切断するのだ！　」

銀　　「　脊柱起立筋！　」


犬すごいねねーーーーー|дﾟ)
ちなみに、シェパードのジョンは、外国犬と流暢な英語も操りますねねｗ




Special Thanks
母娘　あおばプロダクション様　　母が怖いねね(ﾟдﾟ)！