ここに来るたびに、気になってる人がいる。
キンナー調査員。
ヴェリナード城を訪れたばかりの頃は重要な役どころで見事に調査員としての働きをしていたと思うんだけど、
そして個性的なポーズを決めて決め台詞まで決めちゃってた目立ちキャラだと思ってたんだけど、
その後もヴェリナードでは調査が必要なクエストは多いんだけどヴェリナードお抱えの調査員は実は彼だけではなくて何人もいるようで、
めっきり出番もセリフも無くなるのです。
なので彼の前を通り過ぎて女王の間に用があって入る時、なぜか一抹の寂しさを感じてしまうのは、
僕だけでしょうか。
調査員として社会人デビューした頃は仕事に邁進しその活躍も認められて勇者や国の大事が絡むような重要な案件も取り扱わせてもらったのだが、
その後彼の活躍もあって「調査員」職の重要性を感じた国政がそれを増員し、育成の方針もあって等しく彼らに機会を与えていたところ、
妙にはりきっていたキンナー君はある時羽目を外してしまって少し煙たがられたのか。
評価Dを取ってしまったのか。
同時に新しく任命された若手がタレントでかつ変なクセも無いため上官に気に入られ、いつの間にやら追い越されていた…
そんな物語が彼の身に起こってたんじゃないかと、
いつも目のまえを通り過ぎる時思うのです。
そんな僕も、彼に対しては、
新しいクエストが進行して目の前を通る時、いつも話しかけてたんだけど、
彼の返事は世の中の変化に気がつかないのかいつも同じこと繰り返すばかりだったので、
彼はすっかり干されすぎて調査員としてのセンスも感度も失ってしまっているのかも知れない…
廃人…
もう話しかけるのも悪い気がして…。