アズラン静かなる湿原地区8349丁目4番地に、ひっそりとたたずむスライムハウス。
ここのプライベート・コンシェルジュは、主人の伝言を来客に伝える立場でありながら、実は自分がしゃべっているだけである。
主人が知らぬ間に彼が何を吹聴しているのか、少し時間をさかのぼって、1月からの記録を見てみよう。
プラコンのセリフを更新することで、日常生活を演出しています。
1月。
「こたつを片付けたんですよ。」
「そしたら怒るんですよね。」
「いつまで正月気分なんだか。」
ありし日のこたつ。
2月。
「机をおいてみました。」
「勉強でもするかと思ったんですが。」
「家に寄り付きもしないんですよ。」
オカン化するプラコン。
外で寝る、反抗期の娘。
続く。