来客に主人の伝言を伝える立場でありながら、実は自分がしゃべっているだけのプライベート・コンシェルジュ。
その彼が、あのような事件に巻き込まれることになるとは・・・。
「そこの木箱・・・」
「ご主人は、貴重品だって言うんですけど。」
「ただの木箱ですよね?」
おでかけ便利ツールのふくびきで当たった、バザーに出せば5万Gはする品だよ?
「最近・・・」
「後ろの木箱から物音が聞こえるんです。」
「ご主人は信じてくれないんですが。」
つかれてるんじゃない?
「やめてください!」
「増えてるとか、近づいてるとか、」
「私、なにも見てませんから!」
だがこの話は、これだけでは終わらなかった。
続く。