父を頼って家出してきた娘、それを連れもどしにきた母、固まる父、心配して様子を見にきた息子。
混迷を深めるプラコン一家に、新たな一石が投じられる。
チェト
「ほんとうは結婚の報告に来たんですけど。」
「言い出せるふんいきじゃなくて・・・」
「父さんには話したんですけど。」
写真は休戦中のもの。つかれるしのどもかわくので、時々きゅうけいしているようです。
ヤンチェス
「お、おまえたち」
「ちょっと聞いて・・・」
「チェトが・・・」
息子の結婚を聞いてあわてる父。
キキ
「ちゃんと考えてるもん!」
「プラコンの仕事だってちゃんとしてるもん!」
「ご主人もほめてくれたもん!」
ほめたっけ?
アリリ
「仕事の世界はあまくないのよ!」
「まあプラコンはできてるようだけど・・・」
「・・・あなたはちょっとだまってて!」
三人同時に話し始めるため、お客様には大変ご迷惑をおかけしております。
アリリ
「どうしてもっと早く言わないのかしら!」
「準備だってあるのに、そんな大事なこと。」
「ほんとうにあの子は、むかしっから・・・」
キキ
「お母さんてば、お兄ちゃんのことばっかり。」
「私のことなんて、どうでもいいんじゃない!」
「お兄ちゃんもよく結婚する気になったよね。」
ヤンチェス
「結婚の準備で大いそがしです。」
「ご主人が家具をくださると言うので、」
「今、えらんでるところです。」
たいしたものがなくてすみませんね。
早くえらんで片づけてくれる?
チェト
「なんだか、大さわぎになっちゃって。」
「みんなでじゅんびしてくれてます。」
「ご主人のベッドも片付けました。」
なんか記念写真とるとかで、家主のベッドは奥へ追いやられました。
この季節に活躍する、ネコ草ベッド。