教会に常連客がやってきました。
いつものように全滅して飛ばされてきたのではなく、今日は歩いて来たようです。
シスター・ライラ「それでは、あなたの罪を告白してください。」
冒険者(プライバシー保護のため、映像はナスにしてあります。)
「ええと、フェスタインフェルノってあったじゃないですか。
それに行ってみたんですよ。
なにしろ、バラシュナさんにはフェスタの時しか会えないし。」
「ふだんから積極的に会いに行ってもいいんですよ?」
「そこまで本気じゃないって言うか・・・」
「言い訳はかっこ悪いですよ。」
「まあとにかく、ぶらっと行ってみたんですよ。野良で。」
「下調べはしましたか?」
「まあ耐性くらいは。」
「耐性くらいはw」
「だってモンスターリストに名前があったから、前回のフェスタで倒してるんだなって思って。よく覚えてないけど。
勝ってるってことは、たいしたことないんだろうなって。」
「記憶力ありますか?」
「ないわけじゃないけど、思い出すのにすごく時間がかかることがあるんです。
それで、旅芸で行ったんですよ。」
「まあ無難ですよね。」
「そしたらあいつ、打撃完全ガード使うじゃないですか!
あれ?おっかしいな~、攻撃でこんな苦労した記憶ないけどな~って。」
「もしかして前回、僧侶で行きませんでした?」
「そうかもしれません。僧侶で行って、何回も全滅して、やっと勝った記憶があります。」
「覚えてるじゃないですか。」
「あれがバラシュナの思い出だったのかなあ?
デルメゼかなんかだと思ってたけど。」
「そのへんは、あいまいなんですね。
とりあえず今回のフェスタの話にもどりましょう。」
「それで呪文を打ったんですよ。」
「バギクロスとかヒャダルコとかですね。どうでした?」
「100行くか行かないかくらいw」
「魔法系に振ってないと、そんなものでしょうね。」
「打ってて恥ずかしいですよ、あんなの。」
「ハッスルダンスでも踊ってればいいのでは。」
「回復系は足りてる感じだったんですよ。
しょうがないから、ザオラル係ですよね。
まあ、自分が一番死んでるんですけどw」
「ザオラル係にすら、なってないじゃないですか。」
「それでけっきょく、時間切れになって。
最後の方は、もう蘇生もしてもらえなくって。」
「あたりまえですよ。
みなさん時間が押してるのに、よけいな事してるヒマないでしょう。」
「よけいな事てw」
「それで話をまとめると。」
「あのとき組んだ皆さま、ご迷惑おかけしました!」
「ゆるしてもらえるといいですね。」
「まあでも、こういう不測の事態もフェスタの醍醐味ですよね。」
「それ、あなたが言っちゃダメですw」
「そのあと天地で行き直したんですけどね。もちろん違う人たちとですが。」
「それで勝ったんですか?」
「ドメディさんが良い仕事しまして。」
「ドメディさんはいつでも良い仕事しますよ。」
「避け方も、なんとなく思い出してきたし。」
「思い出すのに時間がかかるんでしたね。」
「まあ、なんだかんだいってフェスタは楽しいですよ。
みんな気軽に、どんどん参加してくれるといいですね!」
「あなたが言うと不安だけど、結論としてはその通りですね。」