まだまだ暑い日が続きますね
今夜はわたしの考えた怪談を聞いて涼んでいってくださいね(=^・^=)
(本記事はR-15となります 怖いのが苦手な方は"ひきかえせ"にゃん(ΦωΦ))

アナウンスが聞こえる
「間もなく列車が参ります。乗車券はお降りの際、駅係員または運賃箱へお入れください。本日もJR西日本のご利用ありがとうございました」
研修を終えたわたしは駅に配属された。
駅長は"ぶ厚いメガネをかけた"人の良さそうなおじさんだった。
初仕事は改札係だった。「改札の仕事は大変だけど頑張ってくれな」駅長に励まされ最初の客を迎えた。
ピッ ピッ
なんのことはない。乗客の大半はICカードだ。
我々駅員の仕事、こと改札係など今やわずかな出番しかない……いやいや、わずかな機会だからこそ気を抜かずに頑張ろう。きっと人でなきゃ出来ない事があるはずだ。
「ママーきょう駅員さんいる!アレやりたい」
「ほんとだねー。じゃ"帰りはきっぷ買お"うか。」
ほら、切符派の客もいるじゃないか。そう思った矢先、みどりの切符を指にはさんだ客が目に入った。
よし、
「ご利用ありが…ギャーー!!」
イキナリきっぷで目を突かれた!!!
あまりのことにその場にうずくまる
きっぷがまぶたの裏に挟まっているようだ!えっ?これって抜いていいのか?

駅長がすぐに救急箱を持って駆けつけて来てくれた。駅長は"慣れた手つきで"眼球を調べると、こともなげに言った「少しまぶたの裏から血が出てるな。なあにすぐ止まる薬があるから心配ない。つけてあげよう」
「今の客おかしいです!すぐに警察に連絡してください!」
すると駅長は不思議そうな顔でこういった。
「お客様のことをそんなふうに言うもんじゃない。改札係は会社から命じられた仕事だろう。きちんと役目を果たしなさい。」
そう言って俺はまた改札に立たされた。
アナウンスが流れる。
「間もなく列車が参ります。乗車券はお降りの際、駅係員または運賃箱へお入れください。」
いや、待て?今なんと言った?きっぷをどこへ入れるって???
そうこうするうちにスーツケースを引きずった団体客が近づいてくる。その手には1人1人きっぷが握られている。いや、待て、その数はさすがに…!
「ギャッ!」
「ちょっと待って」
「イタイ、イタイ、イタイ!!」
「………もう、やめで ぐはっ ぐださい」
「…ふが」
「………」
「駅員さーん、もう切符入れるとこないんですけど。口も目もいっぱいでー」
「あーすみません。運賃箱へお願いします。」
「もーサイアクー。駅員立ってる意味なくない?"せっかく切符買って"楽しみにしてきたのにー」
「…やれやれ。今の新人は一日も持ちゃしない…しかもこんなに血で汚して…改札がステンレスでほんと良かったよ」
それから1年後その路線は無人駅になった。

少しは涼しくなった?
良かったらどこが怖かったか教えてね