目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

ビギナーズラック

ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: ガーディアン
レベル
: 136

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

ジュセの冒険日誌

2015-10-27 19:32:30.0 2015-10-27 22:19:35.0テーマ:その他

【ジュセの日記】 8/31 花火 (2/2)

ようやくダンスから解放された私は、シュピと一緒にスイカを食べて喉の渇きを潤した。
夜も更けて辺りは完全に暗くなり、明かりは頭上の提灯のみとなった。
「そろそろ、かな。」
私は庭の裏からハシゴを持ってきて、屋根にひっかけた。
「どしたのー?」
シュピが不思議そうに尋ねた。
「シュピ。これから凄いもの見せてあげる。そこで座って待ってて。」
私はそう返すと、ハシゴを登った。
屋根にあがると、午前中にセッティングしたものが問題ないか確認していった。
「よし、大丈夫。」
確認が終わると、屋根の端に立ってシュピを見下ろしながら、
「楽しかったお祭りも、終わりが近づいてきました。最後は、花火大会で締めくくりたいと思います!」
私は声高らかに宣言した。
「わーわー!」
シュピは縁台から立ち上がり、私に拍手と歓声を送ってきた。
それを聞くと、私は屋根じゅうに立てておいた花火の導火線に、順番に火をつけていった。


――ヒュルルルルル……ドオォォン……
火の玉が勢いよく夜空に上がり、失速したかと思うと、爆音とともにはじけて辺りを照らし出した。
あまりの迫力に、私は時折手を止めて眺めてしまった。
だがその度に下からシュピの催促の声が飛んできて、慌てて次の花火に点火していった。
――ヒュルヒュルヒュル……バラバラッ……
見る者に感動を与えるために、たった一瞬だけ激しく開花して役目を終える花火。
季節が巡っても再び咲くことは無い、悲しい運命。
こんなにも綺麗なのにどこか切ない気持ちになるのは、心のどこかでそれを意識しているから。
また、自分達をそれに重ねているからだ。
――ヒュゥゥゥ……パァァン……
顔の汗には、少し涙がまじっていた。



「…どうだったかな?」
花火を終えハシゴを下りてきた私を、シュピは大喜びで出迎えてくれた。
色々喋っているが支離滅裂で良く聞き取れなかった。感動で興奮しているのだろう。
「実は、まだ終わりじゃないんだよ。ちょっと待ってて。」
そう言うと私は、家の中から小さな箱を持ってきた。
「これ、線香花火って言うらしいんだけど。さっきの花火買ったときに、サービスで貰ったんだ。」
箱の中から紐のような花火を取り出し、先っぽに火をつけてみる。
「わわー!」
すると先っぽからバチバチと可愛い火花が飛び散り、紐が短くなっていった。
「おもしろいー!」
「こらこら、危ないって。」
かしてかして と、シュピは手を伸ばしてくる。
すると振動で火種が地面に落ちてしまった。
「あー…。」
シュピが悲しそうな声をあげた。
「まだあるから大丈夫だよ。今度はシュピがやってみる? できる?」
「うんー!」
私はシュピに花火を持たせて、火をつけてあげた。



私は火花の中に、これまでの沢山の思い出を見た。

――私。子供の頃、ジュセさんが羨ましかったんです。
――せっかくの新生活だよー。もっとわくわくしないとっ。

短い間だった。辛い事もあった。けれど、それをかき消すぐらい楽しい事があった。

――ジュセー。なんか、怒ってるー?
――いつも、どこかすましてる感じだしー。そういうのよりね、さっきみたいな感じ、なんか、良いよー。

でもそれも、そろそろ終わり。けれど思い出があれば生きていける。

――ジュセが誰か他の人といっしょになってもー。シュピのこと、ずっとおいてくれるー?
――さびしい思いは、終わってからちょっとの間だけっ。それがいちばんだよー。

……嫌だ。終わってほしくない。まだまだやりたい事がいっぱいある。
紅葉狩りをしたり、雪だるまをつくったりしたい。美味しい物も食べたい。また旅行にも行きたい。
どうか一人にしないでほしい。どうか不幸にしないでほしい。どうかずっと一緒に居てほしい。
どうか

――わたしたち、プクリポなんだから。やっぱり楽しく生きるべきよー。



火種が、地面にポトリと落ちた。
いいね! 14 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる