あれから情報収集した結果
どうやら民衆や城の一部の奴らはイルーシャのことを大魔王の妃だと勘違いしていたようだ
言われてみれば大魔王の御披露目の時はいつもイルーシャが傍らにいた気がする。
それをアスバルに伝えたら
アスバル『いいじゃないか、実際仲も良いんだし取り持ってやったらどうだい?』
とまあ、なんとも無責任なことを言う
アスバルのやつ 最近ますます明るくなったは良いがあそこまで適当なやつじゃなかったはずだ
まったくだれに影響されたのやら…
とはいえ本人たち次第だが 2人が正式に夫婦となるならば魔界に新たな風を吹きこんでくれるかもしれない
大魔王と巫女の婚儀だ
間違いなく魔界にとって良い転機だろう
さっそくイルーシャと大魔王を焚きつけて……
の前に念のため周囲のやつらにも聞いてみよう
まずは女性の視点から2人の様子を聞いてみる。
コウレン「下衆どもの王か 何の用だ?」
いきなり罵倒を喰らったぞオイ!?
何があったか聞いてみよう
コウレン「いえ 個人的なことです。何か用でしょうか?」
なんとも距離感がある対応をされた…
バルディスタ出身の女どもはみんなこんなか!?
それはさておき イルーシャと大魔王がどんな様子か聞いてみた。
コウレン「ああ イルーシャ様ですね とても仲睦まじいかと思われます。大魔王様とお話しされてる時は誰よりも笑顔で楽しそうにされておいででした」
ほうほう それはつまりイルーシャ自身は大魔王に気があるとみて良さそうだな
てことはだ……アイツを説得すれば案外カンタンな話かもしれんな
とりあえずイルーシャに聞いてみよう
今日は城に1日いるみたいだし西翼にいるだろう
イルーシャ「あら ユシュカ どうしたの?」
「よお!イルーシャ!元気そうだな?」
イルーシャ「ふふ」
なんか笑われたぞ?
イルーシャ「いえ ごめんなさいね なんだかユシュカの顔がぎこちなくて面白くて…」
しまった 思いのほか緊張していたか?
まあ良い とにかく聞いてみよう
「お前 アイツのことどう思ってるんだ?」
イルーシャ「あの人のこと? もちろん大切で大好きな人よずっと一緒にいたいくらい」
「お おう そうか…」
イルーシャ「ユシュカ?」
思わず顔を背けてしまった。
あんまりにも純粋に言うもんだから聞いてるこっちが照れ臭くなっちまう
何はともあれイルーシャの気持ちは大丈夫そうだな!
あとはアイツからイルーシャにプロポーズさせれば完璧だ
そうと決まればさっそくアイツの帰りを待って説得を…
イルーシャ「でも」
ん?
イルーシャ「ずっと一緒にいたいだなんてダメよね 彼女に申し訳ないわ」
え?