aは実数とする。数直線上において,
0と点aの間の距離をaの絶対値といい,|a|で表す。
例: |3|=3 , |-2|=2
0の絶対値は0と定義しているので,以下のことが成り立つ。
|a|≧0
a≧0ならば,|a|=a
a<0ならば,|a|= -a
例題2: | -( |-2|・|3| ) | を計算しなさい。
| -( |-2|・|3| ) |
=|-(2・3)|
=|-6|
=6
※ パート1で説明したが,「・」は
積(中学までの数学でいう「×」と同じ)を意味する。
練習問題2: 次の計算をしなさい。
(1) |12|÷|-3|
(2) -||-3|-|5||
(3) { |1/7|・(-|-21| ) } ^3
(4) |√79-π^2|
練習問題2: 解答
(1) |12|÷|-3|=12÷3=4
(2) -||-3|-|5||=-|3-5|=-|-2|=-2
(3) { |1/7|・(-|-21| ) } ^3={ (1/7)・(-21) } ^3=(-3)^3=-27
ポイント:パート1で説明したが,「^3」は「3乗」を意味する。
(4) |√79-π^2|= -(√79-π^2)=π^2-√79
ポイント:√79<9<π^2である。
パート2はこれにて終了です。お疲れ様でした。
「数学Ⅰ パート3」では展開について教えます。
パート2に関して,何か質問などあれば気軽におききください。