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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2023-05-20 21:56:24.0 2023-05-20 22:08:08.0テーマ:その他

咎人と罪付き・上

フォーリオンを、歩く。

やたら階段が多いのは気になるが、
翼持たぬ身で動き回れるだけ
ありがたいと思うべきか。

ともあれここ、神都での生活も大分慣れてきた。
と、言うか…


『 魚ぁー!魚の交換はいかがですかぁー!


……広場には、イカの帽子を被った
プクリポの魚交換員の堂々たる客引き。
転じて宿屋の方を見れば……


『 皆様をバッチリサポート!
  お馴染み、世界宿屋協会でございます^_^


オレンジのバンダナを巻いた、
宿屋協会コンシェルジュの
見事な営業スマイルが目に入ってくる。

うむ、親の顔より見た光景とはこの事か。
相変わらず手早い連中である。
そして彼らがここに居ると言う事は…


行き交う天使達に混じって、路行くは
思い思いの武具をその身に纏い闊歩するご同業…
『 冒険者 』達の姿があった。


当然と言うべきか。
天星郷に辿り着いた冒険者は
おれ達だけではなかった。

すでに多くの冒険者が、
それぞれの冒険を経てここへと集い、
天使達の信頼を得て滞在していたのだ。
すでに知った顔も幾つも見つけた。


( …皆、さすがだな。


…思えばいつもそうだった。


ナドラガンドのエジャルナ然り、
魔界のファラザード然り。

見知らぬ地でも、
腐れ縁が集えばいつもの巷。
勝手知ったる他人のなんたら。


( やれやれ、不安を感じる暇もない。


すれ違う連中との挨拶もそこそこに、
おれは足早に歩を進めた。

向かう先は…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


【 レクスルクスの楔 】。
そう呼ばれる空間。


『 ルベランギス…あンの鳥野郎め!
  今日こそヤキトリにしてやるからな…!


居合わせた3人の仲間たちと頷き合い、
特殊な旅の扉を潜る。
向かう先は、地の底。

女神が化身とも言われる『光の河』の
その内部に封印されし、
【 深淵の檻 】と呼ばれる場所だ。

ここレクスルクスは、その深淵の檻への
アクセスポイント…
まあナドラガンドで言う、
誘いの間みたいな空間と言えば伝わり易いだろうか。

戦うべき敵は『咎人』と呼ばれる強大な魔物達。
ルベランギスとは、その内の一体の名である。

咎人とは神話の時代、
女神ルティアナによって封印された存在だが、
女神の入滅に伴ってその封印は弱まり、
力を取り戻しつつあるらしい。

放置すれば、世界を滅ぼしかねない
恐るべき存在として復活するのだという。


( この世界、本当そんな奴だらけだな。


故に、定期的に深淵の檻に出向いて、
奴らのチカラを削ぐ必要があるのだ。


…と、まあ全て天使達からの受け売りなのだが。


ともかく、今回その戦い手を、
おれ達冒険者が買って出たと言う流れになる。


『 ぎぃぃやあぁーァァー!!
  


と…説明する時間もあまり取れないうちに。

おれ達はものの数分で深淵の檻から逃げ帰り、
這々の体で近くにある回復の泉へと
駆け込む羽目になった。


『 ぶっはぁー!
  危うく死ぬとこだァー!!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 くそ鳥ー!
『 鳥と言うか、床だな、床。もはや。
『 あいつの八門、十六門くらいあるだろ。
『 当たってないのに当たったし。
  審判とグルだし(?


『 やあやあ!やっとるかね諸君!


…皆で負け惜しみの御託を並べていると、
知り合いの吟遊詩人の少女、エスタータが、
なぜか社長口調でやってきた。


『 ああ…
  頑張っちゃあいるが、なかなか、な…


苦笑いで肩をすくめてみせると、
吟遊詩人は何やら、ハチマキのようなモノを
人数分差し出してきた。


『 何これ。

『 あげる。
  さっきそこで貰ったの。天使のおじさんに。
  霊験あらたかな、
  ありがた~いハチマキなんだって。
  あらたか!あらたかってなんだろ。


…見るからに胡散臭いハチマキには、
なんだかどこかで見覚えのある筆跡で
『 決意 』とか『 必勝 』とか書かれてあった。

『 決意ねえ…


5人、顔を見合わせる。


仲間の一人が、
何故か…目を逸らした。


~つづく~
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