目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ザラターンの冒険日誌

2023-10-07 11:10:47.0 2023-10-07 11:28:34.0テーマ:その他

折れた魔剣(10)(※ver6.4までのネタバレ注意)

兵(つわもの)達の、荒々しい歓声が上がる。
かがり火の炎が、薄暗い地下の広間を照らし出す。


『 さあ、お集まりのクソ兵士諸君!
  今日も地獄の訓練と洒落込むぜぇ?

  本日の犠牲者…もといゲストは…
  なんとアストルティアからの来訪者だァ!
  その戦いぶりを目に焼き付けなぁ!?


聞き覚えのある声のアナウンスの元、
広間の中心にて異形の魔獣と対峙するは、
一人の冒険者。と言うか… 

おれだ。


( アレの為だ…よし…やるか!!


☆  ☆ ☆   ☆   ☆


ここは、バルディスタ要塞の王城地下に
新設された練兵場…

通称【ヴァリースタジアム】。


さて、ネクロデアのデッドリー男爵に、
晴れて折れた剣を鍛え直して貰える事になった矢先。
なぜおれがこんな所で戦っているのかと言うと…
話は少し遡る。

☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 その剣を、より強力に鍛え直す。
  そうは言ったが…
  この折れた剣も、決して手を抜いて
  鍛えた訳ではなのだよ。


…ただ、自分一人の力では
手に入れられる素材が限られ、
真に造りたい剣は打てないのだ、
と、男爵は語った。


『 だが…アストルティアの住民である
  君ならばあるいは…

『 勿論、素材集めは
  できる限りこちらで引き受けます!
  して…何が必要なので?

『 そうか、ありがとう。
  では聞くが、君達は竜の秘石…
  【ナドラダイト】と呼ばれる鉱石を
  知っているかね?


『 ナドラダイトなら、
  ナドラガンドを旅した時に
  幾つか手に入れて、倉庫に保管してあるはず。
  すぐにでも用意できますよ!

『 なんと、本当かね!?
  聞いてみるものだな…
  魔界では、あれはとても珍しい物なのだよ。


『 しかし…この折れた剣の主な材質は、
  【デモニウム鉱石】ですよね?
  こっちの方が、ナドラダイトより
  強度に優れていそうですが…?


こちらの素朴な疑問に、男爵はニヤリと笑った。


『 ナドラダイトをそのまま使う訳ではないさ。
  他の素材と混ぜ合わせて…
  【合金】を創るのだよ。


『 合金、ですか。


☆   ☆   ☆   ☆   ☆


『 古の記録によると…
  かつて魔界で伝説となった戦士が
  振るっていた剣が…

  デモニウムと竜の秘石を掛け合わせる事で
  生まれた、強靭さとしなやかさを兼ね備えた
  【黒鋼】で造られていたらしいのだ。


『 黒鋼…!強そうな響き…!


『 うむ。
  それこそ、私が真に使いたかった素材なのだ。
  黒鋼を使えば、この剣は必ずや
  より強く生まれ変わる事だろう。


『 それは素晴らしい!
  ではさっそく…


勇み足で出立の準備をしようとしたおれを、
男爵が呼び止める。


『 待ちたまえ。
  欲しい素材が、もうひとつあるのだ。

  ネクロオブシダン…【冥曜石】と呼ばれる、
  ガラス質の、真黒な宝石なのだが…


…冥曜石…聞いた事の無い名前だった。
それもそのはず、と、男爵は語る。


『 かの石は元来、
  この地で僅かに産出されていた物だったのだが…
  バルディスタの手によって採り尽くされて、
  もうここに残ってはいまい。
  彼の地に赴けば手掛かりを得られるやも
  しれんが…

  私があそこに出向けば、
  いつ憎しみに支配されて、
  自我を失ってしまうか分からないものでね…


『 心中お察しします…


『 いや、我ながら情けない限りだよ。

  全てを飲み込んで
  彼らと手を取り合おうとしている、
  ナジーン殿下を見習わねばならんと言うのに…


『 …わかりました、では我々が
  バルディスタに行って
  その冥曜石ってやつを探してきます!



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 いよう、緑の兄弟!
  久しぶりじゃねえか!

『 ベルトロさん!
  聞きたい事があるんだけど!


…バルディスタにあるツテと言えば、
この男しかいない。
ざっくりと事情を説明して、情報を乞う。


『 冥曜石か…
  確か、倉庫にあったが…
  ありゃ、なかなかに貴重品でね。
  簡単にゃ譲れねえよ。


『 ぬ…ち、ちなみに…
  お幾らくらいするのかしら…!


『 無理すんなって。お前さんが
  金持ってねえのは見りゃわかる。
  潔く諦めて…


…そこまで言いかけて、
『 いやまてよ? 』と、
ベルトロは何かを閃いたように手を打った。


『 冥曜石な。
  譲ってやってもいい。

『 本当か!

『 勿論、ロハってワケにゃいかねえぜ?
  【身体で払って貰う】ってやつだ。


『 えっ!?



~つづく~
いいね! 21 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる