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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ザラターンの冒険日誌

2024-06-01 22:27:23.0 2024-06-02 20:03:35.0テーマ:その他

天星(18)(ver6範囲までのネタバレ注意)

『 うおっ!ザラたん てめェ!
  早々に化けて出やがったか!?


今まさにゲンに襲い掛からんとする
ジア・イロンに、文字通り横槍を入れると、
すかさずゲンは減らず口を叩いてきた。


『 あほか!
  こんな血色良いオバケがどこに居る!

『 てめェは普段から無駄に赤いから
  血色の見分けなんてつかねーンだよッ!


一瞬にして復活を果たし、
早速海賊と言い争っている おれを見て、
流石のイロンも、目を丸くする。


『 …キサマァ、不死身かァッ!?

『 おれに一瞬でも回復の隙を与えたのは
  迂闊だったな、ジア・イロン!


不敵に笑って、剣先をイロンに向ける。

正確に言えば、失われた血や体力までは
回復しておらず、我が身は万全には程遠いのだが…
わざわざそれを、奴に教えてやる義理も無い。


『 まァいい…今度こそ確実に息の根をォ…
  止めてやる!
  二匹まとめてなァッ!!


憤慨するイロン。
一方、ゲンは おれの言動を読んで
ある程度、状況を察したようだ。


( 目的は時間稼ぎ…
  どうにか奴の注意を引き続ける!


その為に、おれ達はまず、
イロンを挟むように散開した。

イロンが おれを狙えば
ゲンが背後からちょっかいをかけ…

ひとたびゲンに注意が向けば、
頃合いを見て おれが一撃を叩き込んでゆく。

そうして奴の憤怒が おれ達に向かえば、
ツキモリの存在に気付かれる可能性は減るはずだ。


『 よぉ、動きが鈍いぜ騎士サマ!
  てめェは大人しく『スモー』でも
  してたらどうだ?
  
『 うるせー海賊!お前こそ、
  隅っこの方で大砲でも置いてろォ!


…軽口を叩き合いながら、
イロンの猛攻をどうにか かわし、いなしてゆく。

こちらは満身創痍の筈なのだが…
しかし おれはなんだか、
先程よりも攻撃を避けやすく感じていた。

それはイロンが弱り始めている事や、
奴の攻撃が二人に分散したせいもあるのだろうが…


( そうか…おれは、安心しているのか。


隣にはゲンがいて、背後にはツキモリがいる。
仲間と共に戦える事が、なんと心強い事か。

今日、一人死線に踏み込んで…
今更ながら おれは
パーティを組める有り難さを痛感していた。


( たとえそれが 
  こんな海賊とでも、な!

『 おい、何か言ったかクソ野郎が!
『 言ってねえよクソ野郎!


…そう言い返すおれの顔は多分、
少しだけ笑っていたのだろう。


『 うざってェンだよォォキサマらァッ!
  大した攻撃もできねェくせによォ!

  いつまでも無駄に しぶとく
  たかりやがって!蝿の様にィィッ!


激昂したイロンが、周囲に雷を落とす!
おれ達は間一髪、それを避けて一時陣形を解き、
一つ所に集まった。

背中合わせでゲンが呟く。


( ここまで順調なんだろ?

( ああ。このまま奴の怒りの矛先を
  おれ達で引き受ける!

( うし、なら『B作戦』で行くぜ?

( 『アレ』か。わかった。


続いて振り下ろされるイロンの拳を
蜘蛛の子散らすように避け、
おれ達は再び散開した。


正直、『アレ』が『どれ』なのか
おれには さっぱりわからなかったが…

問題無い。冒険者同士のやり取りは、
まあ、得てして そう言うものだ。


『 おおン!?
  ハエとは言ってくれるじゃねーかタコ助!
  じゃあ魅せてやんよ俺の奥義!


ゲンが突然、大袈裟に啖呵を切り始めた。


( なるほど、そういう作戦か。


奴が呪文を唱えると、
イロンの周囲に水流が巻き起こり始める。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



『 タコは海に帰りやがれ!
  “メイルストロォォム“ッ!!


水流は、激流の災禍となって
イロンを取り囲む!

それに合わせて おれは力の限り跳躍し、
素早く女神の印を切った。


『 逃げ場は無いぞイロン!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 “グランド…ネビュラ“ーッ!!


災禍の上空を塞ぐ様に、イロンの頭上目掛け
ネビュラを照射する!

光と激流のイルミネーションが、たちまちイロンを
飲み込んでゆく。

おそらく相手が並の魔物なら、
ひとたまりもないであろう連携技だ。


( だが…

『 それがどうしたァ!
  派手なだけの クソ技はよォ!
  効かねえって言ってんだろォが
  蝿どもォォッ!!


…案の定、この技もイロンには
大して効いては いないようだ。
だが、それでいい。

ゲンと無言で頷き合う。

これで、奴の注意は完全に
こちらに向いたはず…!


( 見えて来たぞ…勝利が!



~つづく~
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