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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 136

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2025-09-20 22:01:00.0 2025-09-21 11:51:40.0テーマ:その他

ストレンジャーズ(20)(※ver7.1までのネタバレ注意)

カーテン開き、窓を開ければ。
朝の光と共に、爽やかな風が
部屋へと吹き込んでくる。

一難去って。
本日のアマラークは…晴天なり!


『 いやあ、よく寝…!
  ぁ痛あだ~だだ…!


…勢い良く伸びをしようとして、
軽い怪我と地獄の筋肉痛に阻まれた。
痛みと共に、死闘の記憶が蘇ってくる。

いやはや…改めて思い返してみても、
昨日は恐ろしくハードな一日だった。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


リズク王の言葉に奮い立ち、
士気を取り戻した人々だったがー…
戦いはその後も、数刻に渡って続いた。

倒しても倒しても無尽蔵に湧いて出る
フーラズーラども。
誰もが満身創痍になりながらも、
しかし決して諦めず。
歯を食い縛り、互いの背を守って戦い続け…

そうして日もどっぷり暮れた頃。
ようやく影たちはその動きを止め、
一体残らず、音も無く綺麗に消えていったのだった。

『 やってくれたか…
  イルシーム…隊長さん…!


誰もがそう確信し、街中が沸いた。

相当な疲れがあるだろうに。
興奮冷めやらぬ多くの人々が中央広場に集まって
討伐隊の凱旋を そのまま待ち続けー…

エックスさんとその仲間たち、そして黒衣の騎士…
英雄たちの影が街門を潜るのが見えたのが、
夜半過ぎといったところだったろうか。


『 ジーくんっ!アマラークはどう?
  みんな無事…!?


広場へと駆け寄って、息を切らせながら
人々の安否を気遣う討伐隊の赤毛の少女に、
ジーガンフが胸を張って拳を突き上げる。


『 ああ。厳しい戦いだったが、
  皆、よく耐え抜いてくれた。
  負傷者は多いが…

  犠牲者はいない!


その宣言を合図に、深夜のアマラークに
割れんばかりの喝采と勝利の雄叫び…
そして涙ながらの喜びの声が。
いつまでも、いつまでも…
こだまし続けたのだった。


☆  ☆ ☆   ☆   ☆


その後おれ達は ひとまず客人として
宿屋に案内されることになりー…
そのままベッドに倒れ込むや、泥のように爆睡。
そして本日に至るというワケだ。


目が覚めたのは、日が昇ってしばらくしてから。

…部屋に差し込む朝の光が。
遅めの朝食の半熟卵が、カリカリのベーコンが、
程よく温まった牛乳が。

…こんなにも有り難く、
尊いと思ったのは久々である。


『 これだからこの稼業やめらんない、ってな。
  あだだだ…!

『 ズタボロの癖に良く言うぜ…


気が付けば、背後の壁に、相棒の魔族が
腕を組んでもたれかかっていた。
そして…


『 あ“ー…お“はよ“ぉ“ー“…


ボサボサ頭を掻きながら
のそのそ登場するは、今起きてきたらしき
がらがら声のエスタータ。


『 お前もすげェ声だなおい。
  調子乗って馬鹿騒ぎするからだろ。

『 だっで~

『 待ってて、なんか貰ってくる。


ツキモリの呆れ声。それを聞きつけたクーが、
とたとたとロビーへの階段を駆け降りてゆく。


☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 あー、これ効くわ♪ありがとクー!

  ららー♪みぎてに てつのツメー♪
  …うん!


『さえずりのみつ』を混ぜ込んだ香草茶のカップ
片手に、発声練習をする吟遊詩人。
これで ようやく全員、
ひと心地ついたといったところか。


…二階の窓から、改めて街並みを眺めてみる。

フーラズーラは、ヒト以外に
全く興味を示さなかったので、建物などの被害は
最小限で済んでいるようだがー…

街行く人々は、何やらバタバタと
忙しそうにしているように見える。


『 そいえば、王様が
  今宵は国をあげての宴だ!
  とか言ってたっけ。その準備かな?
  楽しみっ!

『 ったく、
  どいつもこいつも疲れてんだろうに。
  ぶっ続けでよくやるぜ…


歓声を上げるエスタータ。呆れ顔のツキモリ。
おれは腕を組んで、街行く人に思いを馳せた。


『 そりゃあ、200年…
  あの化け物に脅かされ続けてきたのが、
  昨日でようやく終わったんだ。

  …疲れも吹っ飛ぶってもん、なのかもな。


『 オレ…なんか手伝ってくるよ!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


居ても立ってもいられない表情で、
クーが勢いよく宿から飛び出してゆく。


『 ふん。アイツも大概忙しい奴だ。


ツキモリが三度、呆れ声を出した。

そう言えば、クーの事も色々調べないとだが…
ま、本格的に取り掛かるのは
宴が終わってからで良いか。


『 しゃぁないなー、あたしらも行くか。

『 おう。

『 僕は二度寝だ。勝手にやれお人好しども。


クーに続こうとするおれ達に背を向け、
魔族はあくびをしながら、頭上で
ヒラヒラと片手を振るのだった。


~つづく~
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