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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 138

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ザラターンの冒険日誌

2026-03-14 22:48:26.0 2026-03-15 09:47:05.0テーマ:その他

サバの味噌煮(10)(※ver7.2までのネタバレ注意)

三大陸を跨いで続いた、
おれ達のグルめぐりの旅。
いくら名残惜しくとも、終わりの時はやってくる。


『 すみません。
  結局、帰りまで送ってもらっちゃって…

『 いやいや…!
  そもそも無理言って連れ出したのは 
  おれ達だし…?

『 そそ。
  女の子の一人旅も物騒だしね。


アレナを送りがてら戻って来た、
エテーネ王国のとある食堂。

5人揃っての最後の食卓を飾ったのは、
新鮮野菜をふんだんに使ったサラダに…
モッツァレラチーズとトマト、
そしてバジルの葉香る、
熱々のマルゲリータのピッツァだった。


『 うひー、うんまぁー!

『 チーズの野郎が…!
  どこまでも伸びてきやがる…!

『 うむ!間違いないな、この味!
  てか、5000年前から
  ピザってあったんだな…


歓声を上げる吟遊詩人と魔族を横目に、
意外と現代と変わらぬ古代王国のメニューに
想いを馳せる。

『 はっ、はっふはふっふ!

クーは…何を言ってるかさっぱり分からんが、
とりあえず、焼けたトマトの熱さや
伸びるチーズ達と、無心で格闘中のようだ。
猫舌か。気持ちは解る。


『 ふふ…最近では、
  カミハルムイ王国から寄贈された
  『お米』が人気になってるそうですよ。

『 へー!もう開国の影響出てんだね!

『 いずれは、この国に居ながらにして
  世界中の飯を楽しめるようになるのかもな。

『 おい…
  素晴らしい国じゃねェか…

『 街が迷宮なのを除けば
  もっと良い所なんだがなあ。

『 ぷぷっ…!あははは!


…そんな感じでエテーネの夜は更けてゆきー…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


…そしてやってきた新たな旅立ちの朝。

アレナは、おれ達を街門まで
見送りに来てくれた。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 ザラターンさん。

『 …うん?

『 私…私ね。
  あらためて気付いたんです。


別れ際、あらたまって、
アレナは語った。


…今回の旅で、
色々な景色、人や物を見て、楽しかったこと。
大いに刺激を受けたこと。


『 でも…1つ知る度に。
  色々と考えちゃってるんです。

  コレを錬金術で再現するなら…とか。
  この素材を、得た知識を…
  錬金に活かすにはどうすれば、とか。
  無意識の内に。

  だからー…私はきっと。


  時の指針書の導きなんかなくたって。

  ちゃんと、自分の意思で。

  錬金術が楽しいって思ってるんだ、って。


  錬金術師の自分にー…
  誇りを持ってて良いんだ、って。


そう言って微笑む彼女の顔に、
いつか浮かんでいた、不安や迷いの表情は…
もう無かった。


『 …そうか。


☆   ☆   ☆ ☆    ☆    ☆


『 偉いな、アレナは。

『 えっ…?


『 自分の歩む道を、
  自分で見つけ出せる。
  …誰にでもできるもんじゃあない。


…おれも冒険者としての歩みの中で、
今まで本当に、色々な事があった。

例えば…いつだったか。

恋をして。
冒険者を辞めて、真っ当に生きようなんて
考えた事もあった。

まあそいつは結局、悲恋に終わりー…
一度守るべきものも、人生の道標も失った。


『冒険者こそ我が天職』
そう自負しているのは、紛う事なき本心。

だがー…それでも。


『 おれは…未だに分からなくなる時があるよ。
  今までの、自分の歩みの意味…
  これから歩むべき先の道…
  どうすりゃいい、ってね。


ポツリ、呟いたところで、ハッと我に返る。
しまった、そんな事を語るつもりは無かった。

だが、
『忘れてくれ』と、赤面するおれの目を見て、
アレナは静かに微笑んだ。


『 私が、自分なりの答を出せたのは、
  あの日、ザラターンさんに
  出会えたからです。

『 …!


そう呟いたあと彼女は、
我が背後に立つ仲間達にも聞こえるように、
手を挙げて、いつになく声を張った。


『 あの日、ザラターンさんが
  指針書を否定してくれたから!

  あの日、皆さんが
  旅に連れ出してくれたからっ!

  私は!
  きっと、一人でいたら
  一生知らなかったことを
  沢山知ることができましたっ!

  ありがとうっ!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 おー!また行こーね!
  色んなとこーッ!!

『 ぜひー!まだ見たいものが沢山あるの!


…かくして、小さな休暇は終わり、
新たな旅立ちはやってくる。


( 歩みの意味、か。
  案外捨てたモンじゃあ…
  無かったのかもな。


アレナの伝えてくれた言葉に、
おれは少しだけ、救われた気がしていた。


~つづく~
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