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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 140

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ザラターンの冒険日誌

2026-08-22 22:51:43.0 2026-08-23 01:47:10.0テーマ:その他

執行者(14)(※ver7.3までのネタバレ注意)

現在魔界を揺るがしている、今回の
『ゼクレスの戦線布告』に端を発する一連の騒動。
その背景には、もしかしたら【創失】と呼ばれる
現象が関わっているかもしれない。

そう睨んだ おれ達だったが、
それを証明する術を、なかなか見出せずにいた。
何せ、我々一般人には どうにも捉えようの無い、
厄介な現象である。


『 このままここで話し合ってても
  埒が明かねェ気がする…

『 そうだな。
  じゃ、ダメ元だが…
  後で もう一度街に入って、
  今度は『魔王創失説ありき』で
  情報を探り直してみるか?


…そんな相談をしていた時だった。


『 今…【創失】と言ったか?


背後から突然、おれ達の中の誰のものでも無い、
感情を押し殺したような低い声が響いてきた。
ギョッとして振り返り、すかさず抜刀する!


( しまったー…
  この場所なら安全だと油断していた!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 何処で『その言葉』を知り得た。


見れば、背後十数歩の距離。
顔まで覆う真紅の全身鎧を着込み、
それと同じ色の長剣を携えた、
オーガ系の魔族と思しき騎士風の男が立っていた。

いくら油断していたとは言え、
あんな重装兵、それも巨漢の接近に、
この距離まで気付かないとはー…!?

ふと、先日の潜入任務で
あっさりと見つかってしまい…
己の体格、そして装備の重量を
その言い訳に使ったのを思い出す。

この男の重装に比べれば、今のおれの装備なんて
まだまだ全然、軽装の部類に入るのだ。


( いや、今はそんな事よりも、だ…!


☆   ☆   ☆   ☆   ☆


『 おい、喜べお前ら。
  『ビンゴ』だ…

『 わ、わぉ!やったね♪


背後から、魔族と吟遊詩人の軽口が飛んでくる。


『 ははっ
  どうやらそのようだな…!


おれも軽く応じるが…
皆、事態の異様さを察しているのだろう。
多分その顔に おれ同様、油汗をかいているのが、
顔を見ずとも伝わってくる。

剣を青眼に構えながらも、おれは今の状況を
必死に整理しようとした。


( 推論が当たったって事は…
  追手がかかったって事は…!

  今のゼクレスには
 【創失という現象を正しく理解した上で
  それを使いこなし、あまつさえ
  記憶を保つことができる奴がいる】
  って事なのか…!?


神々か、それに追従、もしくは匹敵する者ならば
創失による記憶改竄の影響を受けずに済む。
いつか聞いた情報を反芻する。

もし、そんな奴が魔王を創失させ、リンベリィを
傀儡にしているのだとしたらー…
今回の騒動は、おれ達が思っているよりも、
もっとずっとー…!

最悪のシナリオが頭をよぎる。
だが考察はそれ以上、許されなかった。
紅衣の騎士が、どうやら痺れを切らしたようだ。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 恨みは無いが…消えてもらう。


そう宣言すると、赤騎士は静かに剣を構え直した。


( 相手は、一人、か?
  後続の姿も、気配も全く無い。
  こっちを舐めてる?
  いやー…!


赤騎士はそのまま、スゥ…っと、地を滑るように
十数歩の距離を一気に詰めてくる。
速い!しかもあの重装で、足音すらほぼしない!
一体、どんな歩法だ…!?


『 エスタータ!クー!!


迫り来る騎士の方に踏み出しながら、
おれは声を張り上げた。


『 おれとツキモリで殿(しんが)る!
  先行して逃げろッ!!

『『 !! 』』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


直後、赤騎士の剣が振り下ろされる!

ひとまず盾で受けるも、続けざまに二撃、三撃と、
縦横無尽な剣技が続く。
それをこちらも盾で受け、剣で流し…
必死に食らい付いてゆく。

やはり剣術は向こうが明らかに格上…!
騎士の戦技を駆使して防戦に徹するなら
幾らかは もちそうだが…

それでも、いつまでも捌き切れるものでは
無いだろう。


『 機を見て追い付く!
  行けッ!!

『 わ、わかった!

『 気をつけて!


いつに無い我が気迫を読み取ったか、
二人は素直に駆け出してくれた。

正直、これ程の戦士を相手にしながら
全員を守って戦うのは無理そうなので助かった。

赤騎士は持ち前のスピードで
おれを抜いて二人を追おうとするがー…

奴の足元で、不意に火球が炸裂したので、
後ろに大きく跳び退かざるを得なくなったようだ。


『 行かせねェよ…


見事なサポート。
ツキモリの火炎呪文である。

かくして、おれ達の間に多少の距離ができ、
戦いは仕切り直しの形となる。
その隙をついて、おれは赤騎士を睨んだ。


『 あんた、何者だ…!



『 …【 執行者 】。



~つづく~
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