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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 140

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ザラターンの冒険日誌

2026-09-26 21:25:06.0 テーマ:その他

執行者(21)(※ver7.3までのネタバレ注意)

ベルヴァイン地下水脈、大空洞。

やっとの思いで赤騎士を振り切った おれ達の前に、着崩した白い紳士服の男と、
エナメルドレスの女が立ち塞がる。

二人とも、場違いな出立ちと笑顔で
おれ達を迎えているのだがー…

奴らの纏う異様な雰囲気は、
先程まで対峙していた、赤騎士の纏っていたそれと
良く似ているように感じられた。

特にー…ドレスの方の、腕のタトゥーは、
あいつの鎧に刻まれていた紋章と
同じモノに見える。


( 嫌な予感しかしねぇよ、畜生…!
  

☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


抜刀しつつ警戒を強める おれの横で、
ふとエスタータが、男の方を見て
あっ、と声を上げた。


『 あんたもしかして、『ホースト』?
  街で聞いた背格好と おんなじ…!

『 おや?
  オレってそんなに有名人です?
  いやー、参ったね!


紳士服の男は、己を指差して おどけてみせた。

なんだ?知り合いー…なワケ無いか。
そう言えば、さっきエスタータの口から
その名を聞いたような気もする。
確か、リンベリィが最近…


『 そう、オレこそが…!
  『強くて☆かわいい☆最強魔王☆』な
  リンベリィ様に仕えてるっ♪
  新人しもべのホーストでっす☆
  以後、お見知り置きを!


…思い出すまでもなく、
ホースト自身による自己紹介が行われた。
場が珍妙な空気で包まれてゆく。


『 …茶番はいい。テメェ等も、
  『執行者』ってヤツなのか?
  
  
痺れを切らしたらしきツキモリの質問。

『執行者』という、その言葉に反応したのだろう。
一瞬、だが明らかホーストの笑顔が固まった。
奴は、その顔を隠すように片手で覆うと…


『 …なんだ…。
  もう割れてんのかよ。
  あいつも見た目に寄らず、
  口が軽い奴だぜ…


…豹変したように無表情になり、舌打ちをした。
その様子を見て、ドレスの女がクスクスと笑う。


『 話が早くていいじゃない♪
  お姉さんは
 【執行者ニニエルザ】。

『 ち…同じく、
 【執行者ジブアジブ】…
  あの赤い鎧の奴はー…
  まぁ、どうでもいいか。


『 ニニエルザ…ジブアジブ…


やはり奴等も…
執行者だった。
あの赤騎士と同格であろう奴等が、
まだ二人も…!

状況は絶望的。
だが、どうにかして突破口を開かねばならない。


『 魔王を創失させ、
  代わりにリンベリィを傀儡にして
  ゼクレスを裏で操り…

  戦争を起こそうとしたり、
  ならず者達を使って武器を集めさせてるのも 
  あんた等なのか。
 
  まさか、しもべとして
  中枢に入り込んでるとはな。


…ひとまず時間稼ぎも兼ねて、
率直な質問をぶつけてみる。

それを受けて、ホースト…ジブアジブが、
皮肉そうな笑みを浮かべた。


『 んー…ちょっと違うな。
  『魔王アスバル』を消し、
  リンベリィに取り入ったまでは
  まぁ概ね当たりさ…

  だが、
  武器集めてんのは『事のついで』ってヤツだし…  戦争ふっかけたのは、あのお嬢が
  勝手にやった事だ。

  何よりー…


ジブアジブは、うんざり顔をして、
ため息と共に肩をすくめる。


『 あンの お嬢サマが
  簡単に傀儡になるようなタマなら、
  オレぁ、こんなに苦労してねぇんだよ…!

  ああ…!メンドくっせぇ…!

  お陰でストレス溜まっててな。
  ネズミでも潰して発散しねぇと
  やってらんねんだわ…!


ジブアジブのニヒルな笑みに、
狂気じみた怒りが混じる。


『 と、いうワケなの♪
  あなた達には悪いのだけど…
  彼の憂さ晴らしに付き合ってあげてね♪


ニニエルザは唇に人差し指を当てながら、
一切、己のペースを崩さずに微笑んだ。
どちらも狂気じみているのには変わりがない。


『 と、いうワケでぇ…
  キミ達は~…!


ジブアジブが再び不気味に豹変し、
ホーストの笑顔になり…


『 ハイ、ハイ、ハイハイハイハイ☆
  死んじゃって~死んじゃって~
  死・ん・じゃっ・てぇー~ッ☆☆☆

  ……てなぁッ!!


そしてその笑顔はすぐに、
ジブアジブの邪悪なそれに戻った。


『 冗談じゃねえ!
  そんな八つ当たりで
  殺されてたまるかッ!!


おれ達は、勢い良くそれぞれの得物を構えた。
勝算は無い、まだ策も思いつかないがー…
とにかく、黙ってやられるワケにはいかない!


『 そうだ…


その時…背後から急に、何者かが呟く声。
それにやや遅れて、爆破音が響いてきた。
慌てて振り返ると、そこにはー…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



『 我が管轄だ…

『 最悪かよ…!


~つづく~
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