ゾーマの冒険日誌

《ストーリー》
魔王軍が世界のほぼ半分を征服し、民は勇者に望みを託すしかなかった。
勇者は、魔王に対峙するべく伝説の竜を呼び覚ます「聖剣」と「聖杯」を手に入れ、ついに変化の杖で幹部として魔王城への潜入を果たしたのだった。
　
同刻、魔王城にて、最後の総攻撃に向けた幹部による円卓会議が招集された。

・・・だが、
魔王は勇者が紛れ込んでいることを冷たい眼差しで感じとっていた。
勇者は聖なる力に守られて見つかることはないが、それが魔王の逆鱗に触れ、
「勇者よ、１つずつ命の炎を吹き消してやる、世の生贄となれ」
とほくそ笑むと、魔王は幹部ともどもメダパニをかけ、場は混沌の渦に飲まれた！

物語はそこからはじまる。

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■ゲーム概要
プレイヤーは、まず魔王軍幹部として振る舞い、「聖剣」と「聖杯」（聖なるアイテム）所持者を探し出しつつ、生贄を捧げていく。
また、円卓プレイヤーはゴールド（基本２万G）を用意し、GM（ゲームマスター）の指示で、円卓会議を実施。勇者or魔王軍の勝った方へゴールドを山分け（再分配）をする。（再分配でGMは必ず利益を出してはいけない。）

■終了条件
勇者が全員いなくなるか、総攻撃が成立した時点

■ゲームルール
【基本準備】
・円卓会議とは、テーブルを囲い、議論して多数決(半数以上)を行う会議とする。多数決は「起立」（見直し禁止）により行う。
・プレイヤーは、まず勇者or魔王軍の希望を取引などでGMに伝え、GMは初期条件に沿うよう、希望を踏まえ非公開で勇者or魔王軍に調整する。（必ず１人は希望と異なる、また、オープンされない。）
　初期条件：魔王軍≧勇者　（勇者≧２）
・また、勇者側に聖なるアイテムを、個別に割り振り（総計２個）オープンしない。
・その後、ターン制にて、円卓会議を行い、１人ずつ生贄を捧げていく。

【円卓会議】
① プレイヤーは、円卓会議で「総攻撃」をした方が良いかを多数決する。
② 多数決をし、次の場合に「総攻撃」は「延期」とGMは理由を含め告げる。
　１つ、「起立」が半数に満たない場合。
　１つ、「起立」した中に聖なるアイテムを所持していた者がいた場合。
　ただし、勇者のみが起立した場合、例外として延期判定には当たらない。
③ 次に、メダパニが消えた場合のみ、「うらぎり」を個々に選択できる。
④ 最後に、生贄１名選ぶ円卓会議を行う。(２回目から)

※ 円卓会議は、生贄の多数決を含め、プレイヤーで会議運営も自由に議論する。

【総攻撃】
・「総攻撃」が成立した場合、GMにより終了が告げられる。
・その時点で、勇者と魔王軍の数を発表し、「伝説の竜（ドラゴン）」がいる場合には勇者＋２を、「ダークキング」がいる場合には魔王軍＋１した総数で、
　勇者　＞魔王軍の場合、魔王軍壊滅に成功。
　魔王軍≧勇者　の場合、世界征服に成功。
・なお、総攻撃が成立しなくとも、円卓会議から勇者がいなくなると終了を告げる。

【報酬】
　生贄も含め個々に勇者か魔王軍か（終了時点）を発表し、回収したゴールドを勝った方で山分けする。

【その他】
○アイテム効果
・「聖剣」は、所持者が生贄にされるとき、所持者が１名他者を道連れにする。
・「聖杯」は、聖なるアイテムを持つものを１度だけ守り、全員のメダパニを解き、役目を終えて消える。
・「聖剣」と「聖杯」は、共に使用されたとき、「伝説の竜（ドラゴン）」を呼び出し勇者２人分の戦力となる。

○生贄効果
・魔王軍の生贄が３名を越えると「ダークキング」が召喚され魔王軍１人分の戦力となる。
※ 聖剣で魔王軍がやられた場合、生贄に数えない。

○メダパニ解除
・GMは、「聖杯」の使用により、円卓会議に残っている者へ、勇者か魔王軍かと聖剣所持を個別にお知らせする。

○うらぎり
・勇者か魔王軍かを知った後、GMの裏切り提案時に「！」のしぐさを示すことで、勇者は魔王軍へ、魔王軍は勇者へと鞍替えすることができる。ただし、「聖剣」を持つものが「うらぎり」をした場合、「聖剣」は消滅する。

○生贄後は…
魔王への生贄は円卓から外れるが、会議の邪魔にならない範囲で解説者として白チャができる。