マメミムはそろりと通りすがっては日誌を書いたり読んだりしているいきもので、基本的にどんくさいからむつかしいバトルものには縁遠い。できればなるべく楽に勝つ。欲をいえばなるべくヒレツに「ねえいまどんなきもち?」とやって勝てれば最高だ。残念ながらピュージュはひとを嘲弄できても勝利にこだわらない点で卑怯者としては三流としかいえぬ。
冒頭から閑話休題。
やってきました伝説シドー。ドラクエ10では四度目の襲来となる破壊神。りゅうおうやゾーマ様と決定的にちがうのは邪悪な意思とか野望はなくただ訪れて破壊をもたらすだけという容赦のなさだろうか。神様になろうとしたら悪いやつだから大魔王になったミルドラースとはちがう。止めなければ世界はただ破壊されるままになる。
でもドラクエII印章はほしい。むつかしいバトルは縁遠いと自称するマメミムが挑みたくなるくらいにはほしい。魔法の迷宮でトルネコを見つけたときに「いやー探しましたよ」とやるためにもほしいから、無敵アタッカーとして強化された鎌スパスタで楽をしながら討伐させていただいてその節はありがとうございました(私信)。
なのだけど、これは8人バトルの話。鎌スパスタの火力はなかまの暴走魔法陣を利用するもので、無敵の防御は自分にしか効果がない。ひとりならつよすぎるくらいつよいけどなかまを守るためのつよさとは毛色がちがう。自分の火力は出せてもなかまもつよくする類じゃない。
そんなわけでマメ隠者で4人バトルにも挑戦する。
耐性なんてないしセット装備もそろえられぬ。ブメにも弓にも呪文発動速度はもちろんない。期間限定ボスを相手に職業いくつも覚えられるとは思えない。攻略動画とか見たことない。ローテとか覚えられる記憶力があれば苦労しない。隠者をやることにしたのもなんとなくやるひとが少なそうに思えたからだ。
それでもやってみてなるほどこれはパラディンみたいことをすればいいかと理解する。必要なバフをきらさないようにシドーの目の前にたちはだかる。パラディンならぬ身としてはなぐられたら一撃でころされるから、聖女とトライで耐えるなら壁をするのは誰でもよい。できればぐいぐい押して反撃を誘いたい。ビームとマグマは明後日のほうに出させたい。狙われたひとが殴られて、さらに叫ばれるくらい引っ張ればいっそぐあいがいい。対ウィリーデとノクゼリアのパラディンを足して1.41421356で割ったくらいの感覚だ。
一日一飯。一悪一滅くらいのゆるさで挑戦する。こんな感じでどうかと覚えたりアドバイスを聞きながら、避けられる攻撃はぜったい避ける、隠者壁で狙われてるひとがひっぱってる間になぐり放題、赤ザオトーンを生き残れば勝てそうだ、というぐあいになるけど赤ザオトーンでけっこうころされる。なんどかやってれば理不尽なパターンで興が覚めましたと言いたくなることもある。開幕隠者にAペチ僧侶にAペチ魔法にAペチ竜術にAペチが凶悪で、シドー最凶コンボと名付けることにする。
バフのない隠者なんてそのへんの石ころのようなものだ。
難儀なのが邪神のツメで、3回くらいざくざく殴ってきてころされなければトライアミュレットが削られる。とくに終盤ザオトーンのときに、ツメざくざくしてジャッジメントしてくるからトライはすこしでも維持したい。ボムで殴られてこのあとツメに備えてトライ!とか焦った正面にでっかいビームをかまえているシドーが見える。マグマでよく熱してからロンダルキアの吹雪で冷やされた床はきもちがよい。
という感じで四苦八苦。その日も一飯討伐できずにこのへんこうしようかと再確認。隠者は博打しないで後出しする。僧侶はシドーに近づかず魔法と竜が聖女をもらいにいく。動きだけ確認しようと一戦追加でおためししたらそれで討伐成功した。あ、勝てたという感じでぶじに討伐成功する。
勝てたことはもちろんありがたいけれど、もっとありがたいといえばスパスタでやったような自分ひとりのつよさではなく、耐性そろえて装備そろえてというような敷居の高い準備をしてでもなく、動画も攻略サイトもさっぱりな中でこんなやりかたがよさそうだというものをひとつずつ積み上げていったつよさがよい。
ロトの末裔ならばひとりで勝てるかもしれないが、それができる自信はメタルのかけらほどもない。討伐ありがとうございましたというよりも、ベルヌイユさんシルルさんショウアさんにはお誘いいただきおつきあいいただきありがとうございましたと伝えたい(私信)。
私信がふたつ。ありがとうございました。