あのマデサゴーラが自ら創造した世界に、あえて蘇らせた芸術家といえば、童話作家パンパニーニと幻想画家ルネデリコが双璧だろう。中でもルネデリコが描いた幻想画の数々は、あまりにも完成度が高すぎて世界に現実を顕現させるほどの作品だった。生前にいくつかの作品を残した彼は、いまも作品を描きつづけていて、とある人物がたどる数奇な戦いの記録をグランゼドーラの広場に顕現させる。それがバトルルネッサンスだ。
ルネッサンス(情熱)。
過去のストーリーボスとの戦いを再現する。当時はわけもわからぬまま葉っぱ蘇生を繰り返したか、サポやなかまモンスター任せで乗り越えたものも少なくない。こちらのレベルも上がって当時のようにもいかない。それでも戦いの記憶を上書きすることはできる。そんなわけで冒険日誌で拝見した某さんに影響を受けて、ぽつぽつとソロ討伐に挑戦をしていることがある。
Ver.4.4 時見の箱(つよい)戦withファラス。
エテーネの歪みを一身に受けて育ったとはいえしょせんは人生経験もない箱だ。火力のある攻撃のほとんどが光属性で、サポころしの定番となる地面攻撃も発動がものすごく遅い。ちょうどゼルメアフィーバーで手に入れた光耐性常勝装備。対キラークリムゾン用にと思っていたこいつを装備する。
マインドショックで減らされるMPを補給する必要があるだけで、とくに危なげなく勝てる。それよりもファラスと共闘して放たれるWギガスラッシュを存分に堪能することができる。このときばかりはファラスの盟友になってもいいですかとアンルシアに頭を下げていい案件だ。
Ver.2.4 創造神マデサゴーラ(超つよい)戦withアンルシア
アンルシアに申し訳ない気がしたのでこちらも挑戦する。さすがに時見箱とは比べものにならないていどには強い。呪文火力中心で魔結界でふせげばいいかと思ったら、あやしいひとみやいてつくはどうを使われるとこれが脅威になる。一戦目は壊滅して再戦。加速する世界、不浄なる世界、混沌たる世界はおたがいに影響を受けるから、対策がとれるだけこちらのほうが有利になる。このあたりは有利不利よりも矜持を優先しそうなマデらしい。
アンルシアがVer.5仕様で強くなっていることもあって、この人数でも火力負けはしない。まだ未熟だった当時ではなく、盟友とふたりで大魔王を倒す勇者とはこういう姿かと思わせる。こちらもかっこいいアンルシアとの共闘をしたいならおすすめの戦いだ。
Ver.5.1 バルディスタ軍(つよい)戦
やってみたかった単騎でのバルディスタ軍無双。モンスターでもない人々を、戦いの当事者でもないマメミムがころしまわっていいのかと、思うところがあったのはいまでも変わらない。手を血で染めるならば自分ひとりでいいかと思えばソロ討伐する理由もある。集団戦にもつよいガーディアンではなく、マメミムならば戦士で挑むべきだろう。
Lv140に迫る能力と装備だけあって、一対一ならどいつもこいつも負ける相手じゃない。合計15人が時間がすぎるごとに入場してくるロイヤルランブルめいた戦いだけど、バルディスタ軍は全員がマメミムを狙ってくる。なかにはあぶない攻撃をしてくるやつもいるからなるべく早くしとめたい。範囲攻撃が得意とはいえない戦士で、守りを固めながら一人ずつ確実に数を減らしていく。
脅威になるのは最終版で、ブレスと呪文の双方を使うゲパルド大隊長とカーボーン将軍だろう。やいば砕きとチャージタックルでしのぎつつ、ミラクルソードで回復をしながら戦う。ダメージを重ねながらしのぐ。ひとりを倒しても油断せずにおなじ戦いを続けるのは、大魔獣イーギュアを倒したときに学んだ教訓だ。
魔王たちの愚かさに従った兵士たちを切り伏せる。誰も報われることがなく、失われたものばかりだった戦いの記憶を上書きする。半身とも言える副官を失った魔王がいた。我が身を縛る母を失った魔王がいた。無謀な出征で多くの兵をしなせた魔王がいた。だが彼らにふりまわされて、忠義のままに命を落とした将軍や兵士たちの名前を憶えているものはだれもいない。それはマメミムも例外じゃない。
ころしたひとりひとりを覚えることもなく墓に手を合わせることもない。
そんな無慈悲なやつはマメミムひとりだけでいい。
いずれルネデリコの幻想画に、盟友にして大魔王が討たれる作品が描かれることがあるかもしれぬ。
それもまたよいではないか。