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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 138

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ミラージュの冒険日誌

2025-08-30 22:49:09.0 テーマ:その他

バトル・オブ・サバ・カン(3)~なりきり冒険日誌【注:ver7.2までのストーリーに関する記述あり】

 土壁から伝わるひんやりとした空気が、室内の熱気と衝突し、溶け合ってゆく。剣劇の音と気合の声が響くアマラーク地下訓練場。私はその一角で剣を構え、目の前のターゲット人形に意識を集中していた。
「………!」

 体のリズムと呼吸を合わせ、全てが整った時……気合一閃! 空を穿つ衝撃音と共に木剣がターゲットの中央を捉える。道場に響く快音に、何人かが振り返る。
 だが隣で腕組みをした師範は岩のように不動。決して首を縦には振らなかった。彼は重い口をゆっくりと開く。

「それではただ斬りつけているだけだ。気を開放しろ!」

 集中。私は頷くと剣に力を込め、再び呼吸を整えた。内から漲る力を肩へ、腕へ、そして剣へ。おもむろに腰を引き、再度の一閃。
 木剣からほとばしる光が地下訓練場を一瞬、照らした。更に何人かが振り返る。剣閃が光の軌跡を描き、木剣が輝きを放つ。……が、しかし……。

「……それはお前たち魔法戦士の使う理力……フォースという奴だろう」

 師範は呆れ顔だ。私は頭をかき、剣を見つめた。

「どうも、いつもの癖で……」
「気というのは、そういうものじゃあない」
「難しいものだな、ジーガンフ殿」
 熱気と気合の声が土壁と巻き藁の間を飛び交う、ここはアマラーク地下訓練場。武闘家ジーガンフの道場だ。
 この旅の目的の一つがジーガンフの慰労であることは既に述べた。個人的にも、会ってみたいと思っていた人物だ。特に彼が操る独特の武術には興味があった。
 魔法戦士と武闘家。その間には深い歴史がある。爪を振るう武闘家をバイキルトとMPパサーで援護することが魔法戦士の仕事だった時代もあったのだ。互いに切磋琢磨してきた間柄である。
 そういうわけで、私も彼の技を学ばせてもらうことになった。「気」の操り方を。

 マインドパワー…「気」…。精神と肉体の混然一体となった境地に宿る神秘の力。それは生命のエネルギー、あるいは創生の力とも呼ばれる。「気」の開放こそがフーラズーラを撃退し、アマラークを救った奥義の真髄なのだ。
 だがどうやら私は魔法戦士としての戦い方が体に染みつきすぎているらしい。「気」なるものを剣に込めようと意識を手中すると、無意識に理力に頼ってしまう。
 そういうわけで、私は今のところ初級組……"リスさん"クラスで素振りを繰り返しているのである。

「まずは癖を抜くことだ。一旦、これまでの技術を忘れて一から全てを受け入れろ」

 ジーガンフは諭すように語る。

「お前は実戦慣れしているようだし、コツさえ掴めば遠からず気の扱いを習得できるだろう」

 グラスに水が入っていては、新しい水を注ぐことはできない。私も一度頭を空っぽにして基礎から頑張らねばならないようだ。

 周囲では数多くの兵士、そして民間人らしき訓練生が素振りや正拳突きを繰り返し、気合の声を発している。フーラズーラの大量発生はジーガンフやエックス隊長、そして武術を学んだアマラークの人々の活躍により収まったが、散発的なフーラズーラの出現は引き続き報告されており、まだまだ油断はできない。ジーガンフの仕事は当分続きそうである。

「僕も少し前から始めたんだよ」

 と、隣にいた赤毛の少年が正拳突きを繰り返しながら私を見上げた。年のころは十を超えるかどうか。少々やせっぽちで、振るう拳もたどたどしい。胸にはリスのバッジ。新しい「同級生」の登場に、嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
「お前の場合は身体の使い方を覚えることが先決だ」

 ジーガンフは少年の隣に屈みこみ、指導を開始する。パンチといっても手撃ちではいけない。腰を落とし、脚を踏み込み、体全体の動きを拳に乗せるべし。
 赤毛の少年はひたむきに拳を打ち込む。額から流れる汗がつぶらな瞳に流れ落ち、彼は顔をぬぐう。
 周囲を見渡せば、彼と同じような少年たちが一人や二人ではない。一つ向こうの区画では彼と同年代の少年たちが既に拳を輝かせ、「気」の応用訓練を受けていた。胸にウサギのバッジ。中級の"ウサギさん"クラスだ。
 国民皆兵……とは少し違うが、この国ではこれが普通のようだ。

「昔は違ったんだよ」

 と、休憩がてら、赤毛の少年が私に声をかけた。

「みんな諦めてて……でも、ジーガンフ先生が変えてくれたんだ」

 少年は静かな瞳で、他の生徒に指導する師範を見つめていた。フム、と私は頷いた。

「噂に聞く……フーラズーラとの戦いの歴史か……」

 少年の赤毛がピクリと震えた。フーラズーラ。アマラークの悪夢。
 彼は己の拳と師範の姿を交互に見つめ、少し、震わせた。
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