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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 140

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ミラージュの冒険日誌

2026-05-17 20:51:22.0 テーマ:その他

人形の町の魔法戦士(7)~なりきり冒険日誌【注:ver7シリーズのストーリーに関する記述あり】

 私は静かに茶を飲み込んだ。微かに、熱い。
 ゼニアスは神なき地。
 ジア・クトの侵略から幾星霜。神は去り、天使も消えた。天使の存在を語る伝説は残っていても、宗教という概念は消え失せて久しい。  そのゼニアスで今、"カミサマ"の存在を前提とした説話集や童話が売れている。
 僧侶はウーン、と首を傾げた。

「どうなのかなぁ」
「フム」

 私は彼女の言うことが分かりかけてきた。
 極論すれば宗教の要諦は二つ。いかに生きるか。そしていかに死ぬかだ。
 永劫の生に倦み、それでもなお死を恐れ続けた人形達は、今ようやく終局へと向かい始めた。そんな彼らに絵本の中の"神様"はどう映っただろうか。
 エステラもまた目を閉じて俯く。我々は期せずして宗教という概念をゼニアスに持ち込んだことになるのだ。
 私はあえて冗談めかして肩をすくめた。

「ゼニアスで布教でもしてみるか?」
「文化的侵略にあたると思いまーす」

 リルリラは大きく伸びをしながら返答し、エステラはため息交じりに苦笑した。

「それに、ちょっと怖いよね」
「そうですね」

 神官達は頷きあった。私はあえて問う。

「救いになるかもしれんぞ?」

 やがて来る、逃れえぬ滅びにどう向き合うか。それはあらゆる宗教が対峙してきた命題である。

「んー、かえってイヤな気持ちにさせちゃうかも」

 と、リルリラは頬杖をついた。エステラも同調する。慎重になるべきだ、と。

「けどまぁ……成り行きに任せるしかないよねえ」
「そうだな……」

 私は頷いた。

「リズク王はどうお考えなのでしょうか……」

 エステラがぽつりと呟いた。織物は好評だ。彼の判断もまた、ムニエカの未来を大きく左右するだろう。
 風が吹けば雲は流れる。窓の外で、月は変わらず淡い光を湛えていた。
 そしてその翌日。
 ムニエカはまた新しい旅人を迎えることになる。

 *

 人形の町が再び沸く。たどり着いたその人物は住民達の歓声に少し驚いた顔を見せつつも取り乱すことなく、慎ましい微笑みを浮かべて一礼した。

「丁寧なご歓待、恐れ入ります」

 と、頭を下げるその仕草こそ丁寧の極みであった。
 薄桃色の髪を束ねる特徴的なバンダナ。気品ある白いジャボに飾られたサフランイエローの制服には見覚えがある。後ろには護衛らしき冒険者が数名、控えていた。 「世界宿屋協会のエレインと申します」

 と、彼女は名乗った。
 ついに来たか、という気持ちが無くはない。
 宿屋協会は旅人と冒険者を束ねるギルドとでも呼ぶべき存在で、アストルティアはおろかナドラガンドや天星郷にも手を広げつつある。交易の始まったゼニアスに彼らが手を伸ばすのは必然と言えた。
 人形達と我々の両方に挨拶を終えたエレインは、早速ムニエカの宿へと向かう。旅人の集う宿屋を管理下に置き、流通網を手中に収めるのが彼らの常套手段だ。

「今、協会はゼニアス各地の宿屋を調査中でして」

 と、彼女は言う。
 それぞれの町の文化や風習、文明レベルを調べ上げ、必要があれば援助も行う。継続的な援助は交流を生み、街道を潤す。旅人が町を行き交えば協会も潤うという寸法だ。

「アマラークの設備は我々の基準でも一流と呼べますね。メネト村は規模は小さいですが、宿はしっかりした造りでした。聖湖ゼニートは……これからといったところでしょうか」

 エレインは各地の宿についての知見を披露する。特にゼニート方面が彼女の担当なのだそうだ。

「そこでゼニート以外の宿がどんなサービスをしているのか、この目で確かめたいと思いまして」

 こうしてゼニアス中を旅しているとのことである。冒険者たちが若干疲れた顔で肩をすくめた。地図さえ完成していない未知の大地、宿場町も整備されていない荒れ果てた街道。なかなかの大冒険と言える。

 何日かの宿泊。慎ましやかな態度は崩さないまま彼女は宿の、そしてそれを取り巻く町の状態をさりげなく観察し続けた。
 我々の市場にもたびたび顔を出す。人形達との雑談がてら商品説明を行い、時にちょっとしたお手伝いとしてスタッフに紛れ込んだりもする。手際の良さはさすがと言えた。新たな旅人の登場によりアストルティアへの興味は高まり、貿易品の売れ足も早まる。

「随分にぎわってきたじゃねえか。いやぁ結構結構」

 ナブレット団長は莞爾として笑みを浮かべた。果たしてこの展開をどう受け止めているのか。
 私はプクリポの顔を横目で覗き込んだが、表情は読めなかった。
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