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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 140

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ミラージュの冒険日誌

2026-07-28 00:09:51.0 テーマ:その他

メネト村の戦い(10)~なりきり冒険日誌【注:ver7シリーズのストーリーに関する記述あり】

 ヒューザの剛剣がうなり、黒い影と拮抗する。刺客に回り込んだ私の剣がその急所を突く!
 ついにゼナベスティアは回避を選ばざるを得なかった。
 ヒューザの加勢は戦況を一変させた。
 ヒューザが前出れば私が背後を突き、敵がこちらを狙えばその隙をヒューザが突く。神獣が大きく飛びのく。ヒューザは距離を取らせない。追いすがるように前に出る!
 私はその一歩後ろから援護の呪文を飛ばしつつ、第二の刃としてゼナベスティアを追い詰めた。

「いけるぜ、ミラージュ」
「ああ」

 頷きつつ、私はやはり違和感を抱かざるを得なかった。
 かつて相対した神獣ゼナベスティアは、この程度ではなかった……

「合わせろ!」

 ヒューザが号令をかける。迷いは後だ! 私は剣を掲げ、ヒューザと私自身の剣に理力の炎をともす。しなやかな肉体が熱を帯びて疾駆する。
 走りつつ、私は背後から飛び出すようにヒューザと並んだ。

「奴は私の方を狙ってくる。右手側だ」

 追いつきざま、ヒューザにだけ聞こえる声で私は囁いた。彼奴が異常な敵視を見せる、水晶の剣。それを見せつけるように宙に掲げつつ、私は跳んだ。
 神獣が追う! より高く、速い跳躍!
 その背後にヒューザの影があった!

「!!」

 神獣の瞳が初めて焦りの色を帯びる。その顔面に、私は理力の渦を叩きつけた。フォースブレイク!
 渦は一瞬で広がり、燃える剣を引き寄せる。ヒューザの全霊の剣を!

「百戦・錬磨斬り!」
 剛断!
 重く鈍い音と共に、ゼナベスティアの身体が歪み、爆炎が広がる。理力が渦を巻き、空を焦がす。
 黒いたてがみが炎をまとい、焦熱にまみれる。
 赤い瞳が輝いた。
 それが私を……右腕の剣を睨みつける。
 ……そこまでだった。
 彼は黒ずんだ影となり、爆縮するように一点に集まり、球となった。

「何だ……?」

 黒い球が空へを吸い込まれていく。私はそれを見送るしかなかった。
 ゼナベスティアは飛び立つ……彼の主君、女神ゼネシアの元へだろうか……?

「とりあえず、片付いたか……」

 ヒューザが汗をぬぐい、剣を収める。私は……まだ剣を収められずにいた。
 あのゼナベスティアが、これで終わるだろうか……?

「何だよ、納得してねえのか?」
「ちょっとな……」
「けど今は、あいつらの始末が先だぜ」

 ヒューザは親指で後ろを示した。ガナン兵との戦いはいまだ続いている。防衛隊を援護せねばならない。

「そうだな」

 私は頷きかけ……しかし、空に向かって向き直した。

「ヒューザ!」

 警告するまでもなく、彼も空を見ていた。いずこからともなく飛来した、三つの光球を。
 その一つ一つの内側に、魔狼の姿がある。

「新手だと……?」
「一匹じゃなかったのかよ!?」

 球が割れる。音もなく、三匹のゼナベスティアが地に降り立つ……
 その刹那であった。
 木々を、山を、空を貫く大音声が響いたのは。
 耳ヒレを震わせ、肌を揺らすほどの轟音。
 東天を紅に染め、ラランブラ山中に幾重にも木霊するそれは……

「「「コケ・コッコーーーーーー!!!」」」
 確かめるまでもない。
 目覚めを告げる霊鳥コッケン。大いなる福音であった。


 *

 こうして、メネトの住民は無事、目覚めの時を迎えた。
 三体の魔狼とガナン兵はなおも攻勢を仕掛けたが、目覚めの儀式に専念していた魔王アスバル、そして"エックスさん"こと調査隊長の加勢は戦況をいともたやすく覆した。

「借りは返すと言ったからね」

 魔狼の群れに太古の魔人をけしかける魔王の表情には、余裕すら感じられる。
 むろん、隊長……そしてその隣で術を操る少女もまた規格外の実力者だ。
 かくして、戦いは幕を閉じる。

「おぬし達、よく持ちこたえてくれた」

 少女は奇妙に貫禄のある口調で我々をねぎらった。赤みを帯びた茶色の髪がふわりと揺れる。小柄な体格と可憐な顔立ちに反して、その態度は尊大であった。
 ニャルベルトが私に耳打ちする。

「あれ、調査隊の人だよニャ?」
「多分……」

 私も遠目に何度か見たことがある。確か名はポルテ。ヒューザやアスバルと共に、調査隊の中心人物と目されている一人だ。
 だが前に見た時は、年相応の無邪気な様子だったのだが……。

「これで星のオーラも集まるだろう」

 少女は落ち着き払った様子で頷いた。

「星のオーラ? それは……」
「いや……それはこちらに任せておいてくれ」

 若干の拒絶と共に彼女は私の質問を遮った。立ち入るべきではない、ということだろうか。静かに、しかし強く。その瞳には有無を言わさぬ力があった。
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