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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 140

ライブカメラ画像

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ミラージュの冒険日誌

2026-09-27 23:43:34.0 テーマ:その他

ザ・ワールド・ウィ・クリエイテッド(7)~なりきり冒険日誌【注:ver7.6ストーリーに関する記述あり】

「売国奴め!」

 と、誰かが叫ぶ。

「恥を知れ!」
「何が恥だってんだ!」

 叫び返す男の声はまだ若い。通りに目をやると、荷車を引いた赤毛の青年が、数人の男女に囲まれていた。
「役人にペコペコ頭下げて、何を恵んでもらったのさ!」

 中年の女性が胸をそびやかす。ビルートの集会で見た顔だった。

「あいつら威張り散らしてるけど、魔族は怖いからってんで野放しにしてるんだよ!」
「城の備蓄を払い下げてもらってるんだ!」

 赤毛の青年は必死で抗弁した。衣服についた小麦とパンのマークから、パン職人と見当がついた。

「こんな状況、仕入れだって難儀してる。魔物の襲撃のせいで、よその町から小麦を仕入れるだけでも大変なんだ」

 青年も興奮気味だった。次第に語気が荒くなる。

「少しでも安く、安全に原料を手に入れなきゃ、パンだって焼けやしない!」
「商売がそんなに大事なのか!」

 取り囲んだ市民がなおも糾弾する。青年はその男をキッと睨みつけ、大きく手を広げて声を張り上げた。

「食わずに生きていけるもんか! あんたらだってそうだ! 俺たちがパンを焼かなきゃ、何を食うってんだ!」
「……失礼」

 と、割って入ったのは何を隠そう、私である。シャビーが驚いた顔を見せる。ラミーロは苦笑い。

「帰りが遅いので、そちらの店の店員から様子を見てきてほしいと頼まれましてね」

 むろん、嘘である。ノーブルハットの先で、羽飾りが揺れる。
「何か問題でもありましたか?」

 私がぐるりと周囲を見渡すと、さすがに文句をつけていた民衆が一歩退く。魔法戦士団制式採用のノーブルコートは兎に角目立つ。ヴェリナードの使者と知って石を投げられるほど、主義者も肝が据わってないのだ。

「いや、ちょっと因縁つけられただけだよ」
「送りましょう」

 私は荷車の取っ手を片方引き受けながら歩き始めた。自然、残る三人が荷車を守るように並んで歩く。
 パン屋の男は無言で頭を下げた。ラミーロが揶揄うように笑う。

「お人よしだな、ミラージュさんよ」
「おかげで、旨いパンにありつけるかもしれないだろう?」

 パン屋はすぐそこだった。
 少しくたびれた看板には、オライリーのパン工房、とあった。
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