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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 140

ライブカメラ画像

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ミラージュの冒険日誌

2026-10-11 21:11:33.0 テーマ:その他

ザ・ワールド・ウィ・クリエイテッド(12)~なりきり冒険日誌【注:ver7.6ストーリーに関する記述あり】

 翌日。
 潮騒と喧騒の中、旅立つ船に乗り込むリルリラを私は見送った。
 陽光にきらめく波は美しく、その中を振り返ったエルフの影は、一枚の肖像画を思わせる。ふと、彼女がどこか手の届かないところに行ってしまうように思えて、私は思わず手を伸ばした。
 ……何を馬鹿な。弱気のせいだ。
 私は自分を叱咤した。これはただの見送り。これはただの別行動。これまで何度もやってきたではないか。
 同じこと。ただそれだけのことだ。私は自分に言い聞かせた。我ながら……女々しいことだ!
 そしてもう一人、いや、もう一匹。

「ニャルベルト」
「ニャ!」

 旅立つ猫に、私は声をかけた。
 猫魔道のニャルベルトは振り返り杖を掲げた。彼もナドラガンド組だ。リルリラの護衛のために、と私が頼み込んだのだ。
 もちろん本音ではある。が、魔界との関係悪化に伴い、人界に共存する魔物にも厳しい視線が向けられつつあった。猫島の猫魔族も例外ではない。
 今回のナドラガンド行きは、そうした視線から彼を遠ざける意味もあった。
 私は身をかがめ、猫の肩に手を置いた。

「頼むぞ、ニャルベルト。リルリラを……」
「皆まで言うニャ!」

 猫は胸を張る。

「吾輩はあっちで、お前はこっちで、お互い頑張るニャ! そんでまたいつも通りみんなで冒険するのニャ!」
「……そうだな」

 ふっと笑みが零れる。私にはこの猫の真っ直ぐな強さがうらやましかった。
 拳と肉球をぶつけ合う。
 柔らかく暖かな感触が伝わってきた。

 船出。
 汽笛が鳴る。各国の使節団がレンダーシアで合流し、ナドラガンドに渡る手はずだ。
 エルフと猫が手を振った。私も手を振り返した。
 次に会えるのはいつだろう。そう考えてしまう自分の弱気を叱咤し、笑顔を浮かべる。
 私に戦う理由があるとすれば、それは彼らを笑顔で迎えるためだ。
 何の変哲もない平凡な日々。それが今は遠い。
 
『それでも、いつの日か……』

 潮騒が泣く様な音を上げて広がっていく。ウェナの海が白いしぶきを上げる。
 船影が見えなくなるまで、私はそれを見送っていた。

【チャプター2:サム・デイ・ワン・デイ 終】
【チャプター3:インビジブル・マン に続く】
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