レナの冒険日誌

20歳

売上高制の仕事をしていて

仕事がうまくいき月収300万を越えた時期。



自分が1番優秀だと思ってた当時、

「気持ちよく喋れてるのは、相手が自分より優秀な証拠だよ」

と当時の客の言葉。




私の10分の1程度の月収の分際で

何言ってんだこのクソジジイくらいに思っていた。



が、言葉の真偽は身をもって理解した。

優秀な人は常に聞き手側になる。

実力を測るもっとも正確な指標。




言ったこと、言わなかったこと。

伝わること、伝わらなかったこと。

会話をしたことも、会話をしなかったことも。


「やさしさ」って人それぞれだけれど

でもその人にとっての優しさを

汲み取ってあげること自体もまた、優しさだと思っています。





当時の私にはジジイのやさしさが全くわからなかったけれど

今考えれば「伝わらない」ことをわかったうえで

「言ってくれた」のではないかなと思います。


そんな伝わらなかったことは数年の時を経て

私の元へ伝わっています。



私の大切にするべきだったお客様


あなたを大切には出来なかったけど

今、私は大切にしたい人を

あなたのおかげで大切に出来ていると思っています。




P.S.

余談ですが

「いい人」と「都合のいい人」の違いは

相手にとって都合が良いかどうかではなく、

あなた自身が自分を犠牲にしているかどうかだと思っています。


自分を傷つけてまで他人によくする必要はないし、

あなたを大切にしてくれる人は

あなたが犠牲になるような優しさを受け取りません。