
垂直線がなく、動くものは鳥だけなので、前回のドルホイールよりは難度は高くありませんでした。気をつけるのは鳥を入れるタイミングと上下の雲が不自然にならないようにつなげることくらい。
けれども、ここでもっとも難しかったのが「空気」を写すことでした。外界と完全に隔絶された場所、しかも極端に乾燥した気候は、いい意味でも悪い意味でも混じりけがない乾いた空気。
この「空気」を写さなければ、ただ茶色いデカい岩が画面を占領しているだけの写真になってしまいます。
見えない空気をどう写すのかといえば、それは空と岩の表情で表現するのです。湿り気が多いと遠くのものはかすみます。空気が乾燥し澄んでいれば遠くまでくっきりと見えます。光と影のコントラストも強くなります。
そこで考えたのが、PCのコンフィグでの「明るさの調整」。
雲上湖の記事で「使わない」といったばかりなのですが、じつはこの写真は実際との印象からは離れない程度に、わずかに暗くしています。影をより深くするためにです。
日誌には夕方の写真を載せましたが、ブログには朝や昼の写真も載せる予定です。ですが、いまだに「これだ!」と思えるには至っていません。きっとこれからもここに通い、見えない空気の撮影に挑んでいくことでしょう。